![IMG_9613_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_9613_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
I2S接続するHAT DACはHiFiBerry DAC+です。DAC+には通常のRCA版もありますが、これはミニ端子のアナログ出力版で、出力端子がHAT基盤の下に実装されてるので高さが抑えられて普通のケースが使えます。下記リンクのDAC+ Standard Phoneです。私はこのサイトで買いました。
https://www.hifiberry.com/dacplus/
使われてるDAC ICは記載がありませんが、ラズパイ側から確認するとIQAudioと同じくバーブラウンのPCM5122のようです。下の写真はRaspberry Pi2につけた状態です。
![IMG_9617_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_9617_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
![IMG_9616_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_9616_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
ラズパイのソフトウエアは今回はVolumio 1.55を使ってます。始めはMoode Audioを使ったんですが、なぜかDigi+はオーケーなのにDAC+ではノイズが乗るのでVolumioにしたところ問題なくなりました。いずれにせよHiFiBerryは定番なのでドライバーサポートは問題ありません。
今回はVolumioのアップサンプルをオンにしてます。Fast/Medium/Bestと設定がありますが、いろいろ試してみるとBestだとグリッチのプツプツが出るのでMedium(中品質)にしました。
Mediumでも192だとグリッチしますので、Medで96/24変換するのが最も良いと思います。
AirPlayでもアップサンプル効いてると思いますが、この辺がポータブルアンプに普通のコンピュータであるラズパイを載せるメリットになるでしょうね。
![IMG_9680_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_9680_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
Raspberry PI2、HiFiBerry DAC+、Portaphile Micro
今回はケースとバッテリーを工夫してポータブルアンプに乗せやすいようにして実際に外で使ってみました。
ケースは普通のケースに側面を空けても、けっこう上下のスペーサーの幅があるので積層型を使いました。なるべくコンパクトにするために標準の板の順番はちょっと変えてHATをカバーするのに底面用の板を使ったりしてます。
バッテリーは2500mAhの超薄型(5V/1A)を使いました。ラズパイ2とDAC+は1Aで大丈夫だと思います。
![IMG_9682_filtered[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_9682_filtered5B15D-thumbnail2.jpg)
ケーブルは一般的なU字ケーブルを使いましたので、アナログ出力が横から出ているためにラズパイをアンプに直交させておく必要がありますが、L字コネクタ(ライトアングル)のミニミニケーブルを使えばラズパイをアンプに対して普通のDAPを置くように縦置きに出来ると思います。
![IMG_2643[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_26435B15D-thumbnail2.jpg)
ラズパイとポータブルアンプを縦に重ねた状態
ネットはWiFiルーターを使用してます。私はだいたいWiMaxルーターをいつも持ってるのでそれを使っています。WiFiルーター持ってればApple MusicもWiFi接続の高品質で再生できます。
操作はiPhoneからhttp://volumio.localで入ってウエブインターフェイスでも良いし、MPoDアプリでも可能です。動作自体はMPoDの方が快適ですが、たまに繋がりにくくなるのでもう少しよいアプリがあればよいのですが。(Rune AudioはAndroidで専用アプリがあります)
このラズベリーパイとポータブルアンプの組み合わせは実際やってみたら驚くほど音質が良い感じです。最高レベルポータブルアンプのPortaphile627と組み合わせてみましたが、いつものDAPともまた違う感じの良い音です。空間表現が広く音場に深みがあるのが特徴です。24bit変換してることもあるけど、独特の良さがあります。
透明感も高くクリアで、周波数の再現性もワイドレンジで低い方から高い方までかなり出てるようです。超低域も十分出ていると思います。解像力もわるくないようです。価格からはちょっと思えないくらい。
![IMG_2649[1].jpg](https://vaiopocket.up.seesaa.net/image/IMG_26495B15D-thumbnail2.jpg)
Raspberry PI2、HiFiBerry DAC+、Portaphile 627
バッテリーの持ちに関しては、2500mAhの容量だと持たないかと思ったんですが、思ったよりも持つ感じです。実測でつけっぱなしにすると、Vilumio 1.55 アップサンプルon、HiFiberry DAC+、Raspberry pi2、44/16音源再生という条件ですが先にアンプの電池が切れました。Portaphileはあまり持たないんですが、4.5時間ほどでした。ラズパイ自体はもっと行くでしょう。
特にCPUフィンとかつけてませんが、ずっとバッグに入れて熱暴走する感じでもなかったですね。
ラズパイ3ならアップサンプルもBestでできるかと思いますが、ただバッテリーが。。
ちょっとブートに時間がかかるのが難ですが、意外と普通に使えるので、これは取っておいてラズパイ2をもう一個買おうと考えてます。
以下今回買ったもののリストを上げておきます。