最近いろいろとラズベリーパイを使ってますが、本日その新型のRaspberry Pi3が発表されました。
今日はRaspberry PI の初期モデルが発売されてからちょうど4年目で、この間に800万個以上のラズパイが売れたそうです。
https://www.raspberrypi.org/blog/raspberry-pi-3-on-sale/
海外での価格はラズベリーパイ2と据え置きの$35で、国内販売元のページはこちらです。
http://jp.rs-online.com/web/p/products/8968660/
これまでとの違いはまず64bitに対応したARMv8アーキテクチャ(Cortex-A53)のBCM2837プロセッサを採用し、1.2GHzで動作する点です。これはパイ2に比べて同じ32bitモードで50-60%の性能向上となるとのこと(ARMv8は32bitモードと64bitモードがあります)。プロセッサは前モデルとの互換性があります。当面は32bitモードでのバイナリの提供となるでしょう。
また3ではWiFiとBluetooth4.1が搭載されています。このためLEDの位置が変わりましたが、WiFiのためのUSBが一つ空きそうです。BTはLE(low Energy)にも対応しています。
ハードウエアは前モデルとはHAT(拡張ボード)コンパチなのでPI-DAC+のようなGPIOを使うHAT DACは同様に乗せられるでしょう。ただし消費電力が増えたのとUSB電源供給能力強化のために電源が変更された点がネックではあります。パイ2でも必要性が言われていたプロセッサヒートシンクは必須となりそうです。
ラズパイも肥大化の道を歩みそうですが、それを望まない人にはPI ZEROがあるということでしょう。
またオーディオ的に言うと、USBとネットワークの競合問題は解決してないのでこれまでと同じのようです。
ちなみに以前のモデルは1、2ともに同じ価格で併売されます。また今回発売の3はモデルBになります。
さてこれでまたなにができるのか。
Music TO GO!
2016年02月29日
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