ひさびさのiOS高音質プレーヤーアプリの紹介です。Relistenはなんと6000円もする高価なアプリです。(liteあり)
Relistenはビットパーフェクトのタイプではなく、以前紹介したDCTのように信号処理をメインにするタイプのアプリです。
RelistenではMp3化やADコンバーターでの歪み、録音不備などによる元の信号の変形を元に戻すというのが売りです。Hierarchy Process/Sound objects classification systemと称していて詳細はわかりませんが、高域補完とかMP3の非可逆圧縮信号を元に戻すというタイプの処理なんでしょう。lite版は無料で100分この効果が使えます。
画面は下記のようなものですが、VUメーターがなかなか良い感じです。右は曲選択画面です。
LOUD CONTROLは音をコンプレスすることなく音圧を変えられるとありますが、ボリュームとは別に音量が変わります。
PRESETでいくつかパラメーターが変えられます。このAとかBというのは単なるタイプではなく、AからHに行くにしたがって信号処理の対象となるSound Objectsの大きさが変わるとあります(よくわかりませんが)。
Enhance Classicalを押下すると細かいニュアンスをより強調するとありますが、これはPRESETのどれとも併せてオンに出来ます。
左上の電源ボタンがバイパススイッチでこのHierarchy Processという信号処理技術をオンオフできます。
効果をオンオフしてみるとその差はMP3だとわりとありますが、CDリッピングだとそれほど大きくないように思います。MP3だと音楽の鮮明感がかなり良くなります。CDリッピング音源でも音質は少し上がりますが、それほど大きくはありません。Enhance Classicalはどの音源でも差はありますが信号処理している感はあります。
A-HのプリセットもMP3音源だとわりと差はあるように思います。右に行くと音圧も上がって割れやすくなるので、LOUDと組み合わせると割れる感じは減らせます。おそらくLOUDはイコライザーによくあるプリアンプ機能のようにあらかじめゲインを下げておく機能のように思えます。
AACやMP3を使う人だとそれなりの効果はあると思いますが、価格が高いのでまずlite版を使って試してみることを勧めます。
Relisten (iTunes Store)
https://itunes.apple.com/jp/app/relisten-player-music-optimiser/id976546848?mt=8
Relisten lite
https://itunes.apple.com/jp/app/relisten-player-lite-music/id1024114990?mt=8
Music TO GO!
2015年11月07日
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