ICP-AT500はiriverブランドのダイナミックタイプイヤフォンです。
製品情報は下記リンクをごらんください。
http://www.iriver.jp/products/product_110.php
ICP-AT500 は、iriver と Final Audio Design のコラボレーションによるもので、軽量で丸みをおびたラウンドデザインのハウジングに 8 o径のダイナミックドライバーを採用しています。Final Audio Design がサ ウンドチューニングを施して、Final Audio Design 独自の”Balanced Air Movement(BAM)”テクノロジーを採用しています。これは共振の抑制とハウジング内の空気の流れを最適化し、深くスムーズな低音再生 と豊かな空間表現を実現するというものです。イヤフォンは内部のエアフローのチューニングが音のかなめになりますが、このBAMも優れた方式の一つですね。
価格はオープンで、直販価格は7980円です。
ラウンドデザインのハウジングはスピーカーやマイクロホンのグ リルメッシュをイメージしているということです。カラーバリエーションは、パールブラック、アーバンシックシルバー、そしてピュアゴールドの 3 色があります。
販路別にカラーリングが決まっていて、パールブラックが一般販売、アーバンシックシルバーがフジヤさんと直販、ピュアゴールドがeイヤさんと直販になります。
イヤピースは内側に若干固めの素材を、 外側にソフトな材料を使用することにより快適な装着感を実現しているということです。(S/M/L)の 3 サイズが付属されています。
ケーブルは独特の平たいもので、この独自開発のフラットケーブルタッチノイズを抑制し、ケーブルの絡まりも効果的に防止できます。
使って見た感想ですが、11gと軽いイヤフォンで使用はなかなか快適だと思います。フラットケーブルはタッチノイズ低減と絡まり防止には効果的ですね。
音質的には価格にしてはかなりレベルが高いと思います。特に低価格帯のこもりがちな音ではなく、クリアで抜けが良くからっと晴れてシャープな音をこの価格帯で聴きたいという人には向いていると思います。またベースのタイトさが気持ち良く、歯切れよくリズムが刻める点も良い点です。
音調は明るく軽め、帯域バランスは良好ですが、少し中高域よりかもしれません。ベースが膨らむようなタイプではないですね。高域はきれいに楽器を鳴らし、上に伸びるほうです。曲によってはきつめなところもあるかもしれません。ダイナミックでもあるしエージングはきっちりやっておいたほうがよいでしょう。
遮音性が確保できれは低域では普通にベースの量感は確保されています。コンプライを試してみるのもよいかもしれません。
この価格帯クラスはスマートフォン向けでステップアップのイヤフォンとしてよいと思います。スマートフォンと組み合わせる利点としては、音質をアプリでいろいろと変えられるところもあります。
今回はiPhone6で聴いてみました。LINNレコーズの音源を使用しましたが、こういう良録音ではDCT なんかがお勧めです。Radsone DCTの記事はこちらです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/413289898.html
少し強調したいときはDCT Dynamic、ちょっとハイがきついけどシャープな感は残したいならDCT Warmなどのモードを選んで音を変えることができます。
ポップなどではAudiophileを使用してMAXX AudioのDSPを活用するともっと大きく音質を変えることができます。
まとめるとICP-AT500は低価格で音が良い点が特徴で、1万円以下でクリアで歯切れ良い音のイヤフォンを探している人にはお勧めだと思います。
Music TO GO!
2015年05月11日
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