Music TO GO!

2007年05月10日

プリとしてのGS-X

GW期間中は日差しも暖かく夏を感じさせる日が続きました。
昼間家にいたときに近隣もいないので気持ちよくスピーカーから存分に音を出してオーディオを楽しんでいましたが、、
暑い。良い天気とはいえなぜか暑い。ちょっとクーラーを入れてもまだ暑い。
気がつけば目の前にこうこうと輝く6本のEL34が。。うむ、これではまさにクーラーをつけながらストーブをたいているようなものです(笑)

ここしばらくユニゾン・リサーチの真空管プリメインアンプのS6を使ってきたんですが、さすがにこれからの季節は真空管アンプはいささかきつすぎるので、ひさびにLINNのアンプを持ち出してきました。
あまりスペースがないので、GS-Xをプリに使ってパワーアンプのKLOUT(クラウト)だけ使おうという魂胆です。(ただしKLOUTの入力はアンバランスのみです)

つまり:
*LINN IKEMI - デジタル -> *PSAudio DLIII - XLR -> *GS-X - RCA -> *LINN Klaut -> *Dynaudio SP25

実際に音を出してみると、ぱっと聴きはやや音がブライトで硬めと感じます。
まあいままでプリで使っていたLINNのKAIRN(ケルン)と比べてということなんで相対的とは言えるかもしれません。ケルンはかなり柔らかく空気感のあるプリの筆頭ですからね。真空管の権威である上杉さんが雑誌のレビューでケルンをほめていたことでも分かります。
しかしプリアンプでずいぶん変わりますね。DACも変えているわけですけど、このシステムだとLINNサウンドという感じではないです。

とりあえずそこから離れて評価してみると、プリとしてのGS-Xは解像感はかなり高くて音のメリハリはかなりついています。またノイズフロアはだいぶ低くて良好な感じですね。性能という観点からは文句ないかもしれません。
しかしスピーカー向けの音というより、やはりヘッドホンで聴く音という気もします。やはりヘッドホンアンプはプリにも使えるとは言ってもヘッドホン向けの音というのはあるかもしれません。
ただDLIIIを192モードで使うとその感覚はやや緩和されるようになりますので、一概にプリだけとは言えないかもしれません。この辺はまだちょっと詰めていきます。
やはりトータルの音作りでスピーカーシステム、ヘッドホンシステムというのを作っていくということはあるでしょうね。

それと細かいところだとGS-Xはプリアウトのオンオフがないのでヘッドホンとスピーカーの両方を切り替えて使うときに不便です。KLOUTはパワースイッチがあるのでいいですが、常時通電のパワーアンプだといささかやっかいかもしれません。
posted by ささき at 23:19| Comment(2) | TrackBack(0) | __→ GS-Xとバランス駆動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
プリアウト ON/OFF が必要ならChordがいいのでは。一番安いCPA2200でも出力切り替えがあるようです。あとはヘッドフォン好きならMelosという選択肢もありますが。中古は嫌ですかそうですか。私のWakondaも密かにプリアウトのMuteが出来て便利ですがKairnから格下げは嫌ですよね。
Posted by ibuski at 2007年05月11日 01:35
Chordもたしかにいいですね。
この前聴いたのはなかなかいい音でした。
Posted by ささき at 2007年05月11日 09:49
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