https://www.kickstarter.com/projects/1043330169/realloud-technology-that-saves-your-hearing-and-yo
これはADELのRealLoudという聴力保護を目的とした"第二の鼓膜"をショックアブソーバーにするパテントが採用されているところが目玉です。
これは下記のパテントの解説リンクによると3年ほど前に開発されたようですが、このリンクでは商品化の予定はないと書いていますので、それが今回実現したのがこのKickstarterキャンペーンなのでしょう。
このページによるとイヤフォンで塞がれた耳穴内で音を上げると鼓膜から内耳の蝸牛を通じて筋肉が過剰に反応することで実際の音のレベルを最大50dBは下げているということで、ユーザーはさらにボリュームを上げてしまうことになります。その耳の筋肉の緊張を取ることにより実際はより小さい音で聴くことができるので耳に与える悪影響が少ないとのことです。
http://www.gizmag.com/adel-could-eliminate-listener-fatigue/18653/
ただ上のリンクを見るとその仕組みは耳道に差し込む風船のようなものになっていますが、今回用いられているのはそうではなく"第二の鼓膜"はイヤフォン内の音導孔に据え付けられた可変式のベントのような実用的なものとなっているようです。これはADELモジュールというベントのようなもので、下記のように可変式の調整ノブがついています。
Kickstarterの解説動画より
これは1964ADELの下記ホームページの動画を見るとわかりますが、実際の音信号(Acoustic)の成分は通して、耳の筋肉を委縮させることになる音の空気圧(pneumatic pressure)は逃がすという仕組みによるもののようです。下の図で赤いのがpneumatic pressureで緑がAcoustic signalです。左の図が今までのイヤフォンで赤と緑が同時に鼓膜に到達して鼓膜に悪影響するものが、右のADELのベントを使うと、赤いpneumatic pressureがベントで外部に逃げているのがわかると思います。
http://www.1964adel.com/
1964ADELページの動画より
この技術は上の1964ADELページの動画の中でも言ってますが、耳を保護するというほかに音質を上げるということも述べています。それはさきに書いた耳の筋肉が委縮することが音質を下げる方向に働くからということのようです。Kickstarterの下の方のQAで音場がひろがるとか声が聞きやすいことが書いてあります。
HeadFi読むと追加情報がわかりますが、この薄膜の入った可変ベントを開けていくと外の音が聞こえるようになり、アイソレーションは落ちるようですが、このADELの効果を得るためにはいくらかは開けておかないとならないようです。完全に締めることでアイソレーションも得られますが完全に締めるとADEL効果は得られないようです。
それで今回のKickstarterの投資に対する対価ですが、1964ADELの製品としてかなり多くのラインナップが用意されています。
ADEL Ambient(2-12ドライバー)はAmbient12だと中高域6つ、低域6つというすごい構成です。ADEL Controlは9mmダイナミックでチップをひねることでベントの調整と低域の調整ができるようです。
1964|ADEL U-Seriesはいままでの1964earsのVシリーズカスタムをユニバーサル化したものです。よく考えると1964earsのユニバーサル自体が特記ものだったかも。またそのことでAmbientシリーズとは区別できると思います。U6だったら2low/2mid/2highという通常構成です。Ambient4だと早割で$250、U4だと$300です。U6はV6かV6Sのどっちに近いかというのはFacebookでV6Sに近いと答えています。
そしてカスタムの1964|ADEL A10/12も用意されています。いまだとまた早割が適用されているので、通常$1600のA12が$1200になっています。ただ早割残りがA12で470以上あるのでわずかというわけではありません。ちなみにもう最低限ゴールはクリアしているので商品化は確実です。時期はユニバーサルはみなCGなのでもわかるように、2015年5月です。ただしカスタムに関しては2015年2月には入手できそうです。
全体的にKickstarter早割で正規商品になったときのの50%オフ程度のようです。ところで早割のearly birdっていうのは"The early bird catches the worm"(早起きは3文の得)っていう英語のことわざからきています。
さて、耳の保護だけでなく音質向上的な意味もあるというならちょっと面白そうなのでなにかいってみたいところではありますね。
それで今回のKickstarterの投資に対する対価ですが、1964ADELの製品としてかなり多くのラインナップが用意されています。
ADEL Ambient(2-12ドライバー)はAmbient12だと中高域6つ、低域6つというすごい構成です。ADEL Controlは9mmダイナミックでチップをひねることでベントの調整と低域の調整ができるようです。
1964|ADEL U-Seriesはいままでの1964earsのVシリーズカスタムをユニバーサル化したものです。よく考えると1964earsのユニバーサル自体が特記ものだったかも。またそのことでAmbientシリーズとは区別できると思います。U6だったら2low/2mid/2highという通常構成です。Ambient4だと早割で$250、U4だと$300です。U6はV6かV6Sのどっちに近いかというのはFacebookでV6Sに近いと答えています。
そしてカスタムの1964|ADEL A10/12も用意されています。いまだとまた早割が適用されているので、通常$1600のA12が$1200になっています。ただ早割残りがA12で470以上あるのでわずかというわけではありません。ちなみにもう最低限ゴールはクリアしているので商品化は確実です。時期はユニバーサルはみなCGなのでもわかるように、2015年5月です。ただしカスタムに関しては2015年2月には入手できそうです。
全体的にKickstarter早割で正規商品になったときのの50%オフ程度のようです。ところで早割のearly birdっていうのは"The early bird catches the worm"(早起きは3文の得)っていう英語のことわざからきています。
さて、耳の保護だけでなく音質向上的な意味もあるというならちょっと面白そうなのでなにかいってみたいところではありますね。