Music TO GO!

2014年10月19日

海外レポートに見るCanJam2014とRMAFの新製品

先週末にロッキーマウンテンオーディオフェストがデンバーで開催され、HeadFiのお祭りであるCanJamもそこで同時開催されています。
前の記事でCanJamで発表予定の新製品について書きました。
本記事ではショウの海外のレポート記事からのそこから面白そうな新製品などを紹介します。

Oppo PM-3 HA2
OppoのPM-3はクローズタイプになりました。ポータブルでも使えそうで、実際にOppoはHA2というDAC内蔵のポータブルアンプも出展してます。HA2はES9018Mで、DSD256対応?。
デジタル入力はDA10みたいにiDeviceとmicroB両用のようです。端子にわかりやすくABCってふってるのが面白い。
ながらくEdition8の代わりになるようなハイエンドポータブルヘッドフォンってなかったので(T5pくらいが例外)、HA2とPM-3には期待したいですね。
HeadFiにあったコメントによると、ちょっと開口部が小さいけどPM1より軽く締め付けも少ないということ。

Audeza-Z
なんと1200オームというインピーダンスの平面型ヘッドフォン。
これは新設計のボイスコイルとダイアフラムを採用しています。
1200オームの利点は(通常は良くないと言われる)アンプの出力インピーダンスが高くても十分なダンピングが確保できるということで、たとえば高出力OTL真空管アンプも作れるだろうということ。また電流駆動タイプのアンプにも向いてるだろうとのこと(普通の電圧駆動のアンプだとかなりボリュームを回すというわけです)。

Woo WA8
真空管アンプで知られるWooの真空管ポータブル。まだ数ヶ月先ということですが、大きさはiPhone6 plusくらいということ。3本の真空管はロシア製でまだちょっと分かりませんが、左二本が低出力モード、右の一本が高出力モードのようです。DACはWA7に準じているようです。
なんとなくA2Pを思わせる真空管ポータブルアンプですね。

Alpha prime
TH500RPをRPの純正modというなら、サードパーティーRP modの雄はAlpha Dogです。
Mad Dog, Alpha DogときてAlpha Primeではチューニングもずいぶん進化したようです。 (もとHeadroomの)TyllもRPがこんなに良くなるとは思わなかったって言ってます。ヘッドフォンもチューニング次第ですね。

Noble Audio
NobleはさきのHeadFi TVのように高級版のPrestageとK10ユニバーサルが目玉です。
こちらに展示がよくわかる動画がアップされています。
こちらはCanJamのNobleとChordの合同ブースの様子です。アメリカでは他の展示会でもよくChordとNobleは合同ブースを設けてます。

PS Audio Sprout
これもKickstarterオーディオもので、クラウドファンディングのDAC内蔵の一体型、50Wスピーカーアンプ、AptX対応BluetoothからMM対応フォノアンプも入って全部入りです。

i5はCEntranceのマイケルがindieGoGoで展開中のクラウドファンディングもの。
M8と同じDACチップでオーディファイル向けのiPhone5ケースというもの。仕上がりは良さそうです。またiPhone6バージョンも考えてはいるようです。

Schiit AudioのUSBメモリ型DACのFullaはわずか$89。

PCオーディオの初期はゴードンランキンが引っ張っていたわけですが、最近表に出てなかったゴードンがFPGAベースのUSBモジュールを作ったのもちらっと気になりました。

この前の東京インターナショナルオーディオショウの記事で私がBruno PutzeysのMola Molaの事を書いて唐突に思った人もいると思いますが、StereophileのJohn AtkinsonもRAMFのラップアップ記事でMola Molaについて特記してます。やはり見てる人はちゃんと見てますね〜

次はヘッドフォン祭!

posted by ささき at 09:21 | TrackBack(0) | ○ オーディオショウ・試聴会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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