前の記事に書いたようにいったんは棚上げとなったAndroidの標準ドライバーサポートは先日正式発表されたAndroid 5.0 Lollipop(旧称 Android L)でとうとう正式に実装されたようです。
Android now includes support for standard USB audio peripherals, allowing users to connect USB headsets, speakers, microphones, or other high performance digital peripherals.
上で参照されているOpus CodecについてはWikiをご覧ください。
それとプログラミング的にはAudioTrak APIのオーディオデータタイプに浮動小数点型が追加されました。AudioTrackはaudioTrack.play()みたいに使うインターフェイスでオーディオ再生の基本です。
これでAndroidのDAWアプリにプラスになるのでしょう。今までは8bitと16bitしかありませんでしたが32bit floatが増えたわけです。相変わらず24bitはないけど、32bit floatでキャストして代替できそうにも思いますが。
public static final int ENCODING_PCM_FLOAT
Audio data format: single-precision floating-point per sample
Constant Value: 4 (0x00000004)
さて、ついでにもう一方のUSB DAC方面の懸案であるWindowsのUSBオーディオクラス2ドライバーの実装ですが、先日リリースされたWindows 10TPでの状況はいまのところあちこちみると実装されたっていうひとと、されてないってひとがいて不思議な状況です。
私も古いPCで試してみたけど、今までは弾かれてたドライバーのインストールしてるメッセージは出るので認識してるっぽいけど、パネルに出てこないですね。もしかするとプレビュー版ゆえハードによってなんかあるのかもしれません。