Music TO GO!

2014年07月28日

Estron LinumケーブルのAK2.5mmバランスとTangleLessバージョンの試用

デンマークのEstronケーブルとやり取りをしていて、Linumケーブルはとても良いのでぜひAstell&Kernの2.5mmバランス版を作ってくれないか、と言ったらほんとうに試作品を作ってくれました。
MMCX BaXで作成してくれています。これをWestone W60とAK240で使用してみるとより透明感が向上して細かさが秀でるとともに、BaXの効果で低いほうと高いほうの周波数的な伸びが高まるのがわかります。またバランス版で特筆すべきはやはり三次元的な空間表現で、平面的なステージの広がりというよりも、空間的なドームのような広がり感というべきでしょう。小さなW60に細く軽いLinumを合わせてAK240で聴くと、コンパクトにまとまったシステムでもこれだけの雄大な音が出せるのに驚きます。また2.5mmプラグもなかなかよくできていて、しっかりはまります。

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W60の標準のケーブルに戻して比較してみると、標準ケーブルでは曇りが出てクリアさが損なわれるとともに、不思議なまでの空間表現が消えてしまいます。ある意味でこれがいままでのイヤフォンであるとは思いますが。

それとヘッドフォン祭では展示したのですが、新バージョンのTangle-less(絡みが少ない)バージョンを送ってもらいました。

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Linumは細くて音質よく安いとなかなか良いケーブルなのですが、ポケットに入れて取り出す時に絡まりやすいのが難点です。これはMusicバージョンですがUltraspone IQと組み合わせてみました。音質的にもより明瞭でかつ聴きやすく、IQのポテンシャルを引き出してくれて音的にもよい組み合わせです。
ちょっと実際に外にもって行ってポケットに入れたりして使うと、反発性・弾力性のあるケーブルのため、絡まりにくいというより絡まっても解きほぐしやすくなったというべきかもしれません。やはり絡まりはしますが、これは普通のケーブルでも絡まりますので致し方ないところです。前はいったん絡まるとかなり解きほぐしにくかったので、この点では扱いやすくなったと思います。

ちなみにLinumの左右表示はこのケーブルのチョーカー(ケーブルを締める部分)についていますので念のため。ちょっとわかりにくいですので注意ください。これは現行品でも同じです。

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posted by ささき at 06:33 | TrackBack(0) | __→ ケーブル関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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