Ponoは普通の人のハイレゾプレーヤーを標榜しているのでハード的なことは書かずにひたすらアーティスト限定モデルを増やしてきました。
しかしながらハード詳細を望む声が大きいということで少し詳細を公開してます。
https://www.kickstarter.com/projects/1003614822/ponomusic-where-your-soul-rediscovers-music/posts/807924
回路はフルバランス、オールディスクリート、ゼロフィードバックのアナログ設計です。Ayreのデジタルフィルタもあるけど、音質の良さはこうした設計からということ。
DACはES9018とだけ書かれてましたが、ここの説明を見ると2M版ということがわかります。
またAyreというと副作用が少なく自然な音鳴りのMinimum Phase(MP)フィルタで有名ですが、PonoではさらにMoving Average(移動平均)フィルターをハイレゾ再生時(2x,4x)に採用しているということ。これは副作用(アーティファクト)がないということでさらに優れたフィルターということです。ポータブルにも最高の技術を全力投入ってHugoを思わせます。
出力インピーダンスは5Ωということ。これは別なアップデートでゼロフィードバック回路と電池消費の妥協点として設定したとあります。
ちなみに中にも書いてますが、クラウドファンディングの場合はユーザーがファンドする時はまだ未完成状態ですので仕様や測定は確定してないので念のため。試作はしてると思いますが、ファンドが整ってから量産設計に移ります。(Geek Waveなんかは構想段階からやってますけど)
それと今週はAppleがハイレゾ配信を始めるのではないかというニュースがいくつかありました。
http://www.macrumors.com/2014/04/10/high-definition-itunes-music-downloads/
http://www.monoandstereo.com/search/label/news?m=1
iTunesが全面改修されるという噂があるんですが、それに合わせて6月か7月ころ動きがあるのではということです。すでにAppleは十分な24bit音源を持ってるのではないかという読みです。
Appleとハイレゾの噂は前にもあって、結局はMastered For iTunesという妥協点となりました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/253750773.html
もともとAppleにハイレゾ配信を働きかけたのはニールヤングで、それが結実しなかったので自らPono Musicを作ったわけです。
このPonoとAppleのハイレゾ配信の噂が良い方向で結びつけば、と思わざるを得ません。
Music TO GO!
2014年04月12日
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