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2014年02月05日

TEACからAOA2.0対応のポータブルヘッドフォンアンプHA-P50登場

Teacからポータブルヘッドホンアンプ"HA-P50"が発表されました。
http://teac.jp/product/ha-p50/overview/
これがAK240、Hugoに続くポタ研での第三の発表会ということになるわけですね。
http://www.fujiya-avic.jp/blog/?p=12577

SONY、ビクターに続いてメジャーメーカーがポータブルヘッドフォンアンプを開発するということともに、このHA-P50の一番のポイントはアンドロイドアクセサリープロトコル - Android Open Accessory Protocol 2.0(AOA2.0)に対応したことです。この方式を採用したDACは量産機では初めて見ました。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/278202078.html
これが本当のAndroidの"USB Audio"です。いままでAndroidでUSB DACを使用していたのはサムソンなどに見られるベンダー依存のUSBオーディオクラスドライバーを実装したものです。つまりAndroidの機種によって使えたり使えなかったりします。これがAndroidでUSB DACの対応にばらつきがあった理由です。この方式では最低条件はAndroid4.0です(ホスト機能が必要になるため)。
一方でAOA2.0はAndroid4.1が条件となり、これであれば一様に対応できるはずです(いままでなかったのでどんな問題があるのかわかりませんが)。この方式はいままでは4.1のリファレンスで作られたArduino機だけが実装していたと思います。(ASUSのドックはこの方式はとらなかった)

AndroidでのUSB DAC使用については下記記事にまとめていますのでご参考まで。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/281978580.html

一方でAndroidでは上記のクラスドライバーを標準にするという動きもありますのでこちらも注意が必要です。(なぜかいまはステータスがNewになっていますが)
http://vaiopocket.seesaa.net/article/369632860.html

またHA-P50ではiOSにおいてはカメラコネクションキットなしでの96/24のUSBデジタル接続を書いていますが、これはA&K AK10で見られるいわゆるiDeviceでのUSBデジタル出力だと思います。これもいままでは48/16が最大と思っていましたが、実はそうではなさそうというのは下記で書きました。ただしこれは私の推測によるものです、念のため。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/383575955.html

ちなみにこのiDeviceデジタルと一般に言われている方式も実体はiPod(iPhone)アクセサリープロトコル via USBだったと思います。アクセサリープロトコル、というのはつまりプレーヤー(DAPやスマホ)がデバイスという意味です。HA-P50の場合はUSB端子がAであることからこのことがわかりますね。対してクラスドライバー方式はプレーヤーがホストになります。
AndroidのADKもこれを利用していますが、プレーヤーをデバイスにする利点はプレーヤーの電源消費を抑えられることがあげられます。
posted by ささき at 22:20 | TrackBack(0) | __→ スマートフォンとオーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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