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2014年01月07日

Astell&Kernの新世代機種、AK240登場 !

米時間の1/7にCESにおいてiriverのAstell&Kernシリーズの待望の新型であるAK240の先行展示が行われます。その名称は『Astell&Kern AK240 256GB ガンメタル』です。
先ほどアユートさんのページで発表されました。
http://www.iriver.jp/information/entry_717.php

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以下はプロトタイプを元にした情報で正式版では異なる場合があるかもしれないことをお含みおきください。

まず型番ですが、AK240という番号がリークすると、大方はAK120の倍というこで240だと思ったようですが、これはiriverの中の人に聞いた話では、AK100番台(100MK2/120)は2013年度モデル、AK200番台は2014年モデルとしているということで、基本的には前年モデルのリプレースとなるようです。もっとも下記を読んでいただければ、AK200番台機がプラットフォームが切り替わった次世代機であり、ナンバーが変わった理由もわかると思います。

まずDACチップはWolfsonからシーラスロジックに変更され、定評あるCS4398に変更されました。シーラスロジックのトップグレードモデルです。普及タイプであったWM8740よりも能力は高いものです。
これも大方の読みではWM8740の上位モデルであるWM8741ではないかということだったんですが、CS4398はDSDネイティブ再生対応と消費電力から選択されたようです。(WM8741もDSD対応ではありますが)
AK240は旧AK120がWM8740デュアルだったように、ハイエンドモデルらしくCS4398をデュアルで搭載しています。

そして特徴は単体でDSDネイティブ再生を実現している点です。AK100/120ではPCMに変換してDSD対応していましたが、これはWM8740がDSD対応ではなかったからでAK240では単体でDSDネイティブ再生に対応しました。AK240は最大DSD128のネイティブ対応が可能です。Ak100/120はDSD64までのPCM変換でした。
PCMでの再生は最大192kHz/24bit、32bit(Float/Integer 24bitダウンコンバート)です。

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またヘッドフォンのバランス駆動を採用しています。これは2.5mmマイクロミニ端子という専用規格を用いています。2.5mmバランス端子のピンアサインは先端からR-/R+/L+/L-です。
またAK240では待望のラインアウトが装備されました。これは専用端子ではなく、プラグを設定によってラインアウトに切り替えるというものです。
AK240のプラグ配置は通常プラグ(光アウト・ラインアウト兼用)の3.5mmと2.5mmの専用バランス端子です。(光入力はなくなったようです)
内蔵メモリ容量は内蔵256GB、さらにmicroSDXCカードスロットでx1でSONY ZX1を大きく超える大容量を実現しています。

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筐体はハイエンドオーディオ並みの航空機グレードのジュラルミンです。ボディデザインはかなりユニークですが、これは光のシェードを表したものです。つまり右のボリューム側の張り出し部分は光の陰になるわけです。FacebookのA&Kアカウントの3回目のティザー画像でただの四角に影が付いたシンプルな画像はそういう意味です。また最近はオーディオ機材にカーボンを使うのが流行りですが、AK240ではカーボンをバックパネルに採用しています。ディスプレイは有機ELの3.31型タッチパネルで広くなりました。

以上がスペックですが、実のところ最も重要なポイントはAK240の内部にあります。それは今回から中身はAndroidを採用しているということです。ただしSONYのように素のAndroidに自社アプリを乗せると言うものではなく、AK240ではほとんどAndroidは外から見えません。SONYのようにスマートフォンOS的なアプローチと言うよりは組み込みOS的なアプローチと言えるでしょう。私もファイルの階層構造を見るまではAndroidベースと言うことに気が付きませんでした。もちろんオーディオエンジンのコアはiriver製で手が加わっています。
Androidを採用した理由としては主に全面タッチスクリーンとなったUI操作とWiFi対応、そしてソフトウエアの保守容易性もあると思います。WiFi対応ではiPhoneのようなWiFiによるファームウエア更新(Over the air)も考えているようです。つまりソフトウエアのアップデートも容易になり、ユーザー側がアップデートするのも容易になるというわけで素早い改良ができるでしょう。
またこのWiFi対応によって音質面だけではなく、AK240では機能面での向上がはかられています。例えば単体でもオンラインストアからハイレゾ音源の購入ができますし、ストリーミングも同一ネットワーク内のPCからも可能なようです。
またAndroidベースにしたことによりデュアルコアプロセッサが採用でき、ソフトウエアの演算性能も向上させることができます。これはハイレゾやDSD音源の広帯域再生で効果を発揮して再生のもたつきなどの根本的な解決となるでしょう。
これで外も内も刷新された新世代のAstell&Kernの新モデルがAK240だということがわかってもらえると思います。

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音は90%程度仕上がりのプロトタイプを少し聴かせてもらう機会がありましたが、AK100/120に比べると外部ポータブルアンプなしでも厚みがあって豊かな音が感じられました。バランスではないDita Answerを使いましたが、空間表現も印象的です。おそらくアンプセクションはかなり改良があったのではないかと思います。AK100/120ではDAC部分に比べてアンプ部分が弱かったので、これは確実な進化ですね。

それと今回はDAPだけではなく、スピーカーシステムでもAstell&Kernブランドのシステムが登場しています。300Bを使用した真空管アンプとAccutonのユニットを使用したなかなかハイグレードなもので、こちらにも注目ください。

iriverの人いわく日本からの意見は特に重要と考えているということです。それはフィードバックが細かく正確で、使いこなすマニア層が多いからということです。
これはCHORDのジョンフランクスも、Dita Audioのダニーも、iFIのトルステン博士も同じことを言っていましたね。それがAK100を育てた日本の土壌なのでしょう。そうした日本のマニア層が使いこなし、新世代AK240がその土壌でまた育まれると良いですね。
日本では2月のフジヤさんのポタ研でデビューする予定です。楽しみですね!
posted by ささき at 17:04 | TrackBack(0) | __→ AK100、AK120、AK240 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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