渋谷慶一郎の場合は委託でステージに人のいないオペラを成立させるためにヴォーカロイドという素材を選んでいます。それがこのThe Endという作品です。下記にプロジェクトの公式ホームページがあります。渋谷慶一郎氏は初音ミクのことをディストーション含んでハイがたって埋もれない楽器と評しています。
http://theend-official.com
The Endというタイトルの示すように、この作品では死がテーマになっています。つまり死なないヴォーカロイドという存在が死というものを歌うことが初音ミクの起用理由となります。
CDを聴いてて気がついたんですが、初音ミクというと高校生くらいの少女っていうイメージアイコンがあるんですが、このThe Endでの初音ミクはもっと幼く扱われていると思います。なにも知らないピュアな存在感ですね。データが蓄積される前のソフトウエアの空白状態、そうした意図も含められるっていうのはあるでしょう。
ステージでは下記PVのようにルイヴィトンの衣装デザインで登場しています。
The EndのCDはこちらで、右の豪華ボックス版もあります。
The Endにはヴォーカロイド版ではなく、渋谷慶一郎氏演奏による劇中アリアのピアノソロバージョンがあって、昨日からototoyでDSD配信が開始しました(DSD64+MP3)。これはSONYの最新ハンディDSD録音機材PCM D100を使って、オンマイクとオフマイクの二通りを録音するという面白い試みも行われてます。雑誌主催のちょっと実験的企画ですが、音楽としてこちらもけっこう良いので興味ある人はこちらからどうぞ。
http://ototoy.jp/feature/2013122700

