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2013年12月25日

A&K AK10がiDeviceデジタル対応で96kHz対応、ということは。。

先日12/16にFWアップデートがあり、AK10がiDeviceデジタル対応で96kHz対応しました。
http://www.iriver.jp/information/entry_714.php
PCからのUSB入力では従来からハイレゾ対応でしたが、これはなかなか画期的なことです。
なぜかというと、iTransportからはじまってFostex HP-P1などでも採用されている、このいわゆるiDevice対応のデジタル出力においては上限は48kHz、16bitであるとかたく信じていたからです。そしてこれはAppleの制限だと思っていました。
しかし、これは聞いてみたのですが、AK10はもともと96/24の能力があったのですが当初は48/24で確認していたので、FW自体も48/24の上限値を設けていたようです。しかし最近確認し直すと96/24でも一部のアプリでは出力が可能であることが確認されたので上限値を変更したということです。これによるApple認証の変更はないということ。このアプリと言うのはハイレゾ出力が確認されているFLAC PlayerとHF Playerです。

つまりはiDevice対応のデジタル出力って、Appleによる48kHz/16bit制限と思っていたのは、実は再生アプリの制限であったのではないかということです。

おそらく当初AK10の制限の48/24において、16bitではなく24bitだったのは、iOSのCoreAudioが24bit長固定で出力していたからではないかと思います。それでAK10側では44/16のソースでも24bitで受け取っていたのでしょう。その状態ではアプリは16bitの制限があるものが多いので、そうしたアプリでは24bitのデータ幅でAK10に送られていても、おそらくは下位8bitはヌルであったのではないかと推測されます(FLAC PlayerとHF Playerはその時点でも別です)。
いずれにせよ、これでFLAC PlayerとHF Playerでは真のハイレゾでデジタル出力できると思います。
posted by ささき at 23:17 | TrackBack(0) | __→ AK100、AK120、AK240 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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