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2013年11月05日

Geek通信4: Lightharmonicが再びクラウドファンディングでUSB DAC開発

この前ハイエンドオーディオメーカーのLightharmonicがGeek Outという(最近流行りの)ヘッドフォンアンプ内蔵のコンパクトUSB DACをKickstarterでのクラウドファンディング開発したという記事を書きました。(わたしも投資済み)
そのLightharmonicが今度はIndiegogoという別のサイトでGeek Pulseというデスクトップ版のGeek上位機種を再びクラウドファンディング開発してます。
http://www.indiegogo.com/projects/geek-pulse-a-digital-audio-awesomifier-for-your-desktop

Geek PulseはデスクトップのUSB DACでヘッドフォンアンプ内蔵、DSD128とDXD対応で9018 2M搭載(予定)です。予価は$499のようですが今ならEarly Bird(早割) entryで半額$249です。今朝時点で枠はあと70人ほどでした。(日本へは送料$40プラス必要)
Headfiにも記事があります。
http://www.head-fi.org/t/687851/geek-pulse-geek-desktop-dac-amp-by-light-harmonics/0_30
ただし満額達成してからクレジットで引き落とされるKickstarterと違ってIndiegogoはその場支払いのPaypalですが、Geek Pulseはもう満額行ってるので(たぶん)大丈夫でしょう。わたしもいきました。来年4月リリース予定です。クラウドファンディングは予算段階での投資ですから、普通にプリオーダーするより時間はかかります。

面白いのはLightharmonicって100万円くらいのDaVinci DACとか最近は10万円のUSB ケーブルとか出してるハイエンドオーディオメーカーですが、そこがこういう低価格コンシューマ製品を出すってことです。LightharmonicにとってのGeek系統は、AMRにとってのiFIに似た関係にありますね。AMRはハイエンドメーカーでその技術背景を応用してiFIのような高性能の低価格製品を出すという流れです。この前ヘッドフォン祭でiFI/AMRのトルステン博士と話した時もそれを指摘したら、他のメーカーが似たようなアプローチをとって来てるのは気付いてるって言ってました。
ただそうした企業内ベンチャーのようなアプローチをするのに、iFIの場合は他のメーカーとの共同出資という形をとってますが、Lightharmonicの場合はクラウドファンディングという形をとってるのが興味深いと思います。
posted by ささき at 08:58 | TrackBack(0) | __→ USB DAC全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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