一方でそのポータブルアンプ自体ではなくソース機器の方を考えると、SR71やSM4の頃はソース機器はiPodだったわけです。iPodはヘッドフォンアウトの音質はいまいちだがドックからのラインアウトの音質は良いということでポータブルアンプが登場してきました。しかし、この9年間の間にiPhoneをはじめスマートフォンがiPodの座を奪っています。そして昨年にはiPodからの遺産である30pinコネクタもなくなり、iPhoneからはアナログのラインアウトも出せなくなりました。スマートフォンは手に持って使う前提であり、ポータブルアンプのような余分な機材を背中あわせに付けるのにはもともと不向きです。全画面タッチパネルはバンドを付けるのも難しくなります。そもそもiPhoneは単体で完成された洗練したカタチですから不可物を付けたくはないですね。
そうした環境の変化の中で、ポータブルアンプも相変わらずのカタチで良いのか、という疑問はあります。
今回の記事のタイトルはワイヤレスポータブルアンプの探求としましたが、スマートフォン時代のポータブルアンプのあり方を探る、と言った方がよいかもしれません。
ワイヤレスというとiPhoneではAirPlayが正統な方法ではありますが、ポータブル機器での対応は未知数です。Kleerは音質に優れていますが、iPhoneで標準にサポートしていないため、専用のドングルを余分に装着する必要があります。(Kleerについてはすでにけっこう書いてるので当ブログを検索ください)
そうしてみるとポータブル機器では現実問題としてまずBluetoothに着目する必要があります。しかしながら音が良くないと言われるBTですが、BT機器が音が悪いっていうのは本当にBluetoothのせいなのか、ということを考える必要があると思います。USBなんかも一昔前は音が悪い周辺機器の代表でしたが、いまではハイエンドオーディオメーカーでもUSB機器を出していますね。
その実用性を探るヒントになるのがまずMyst 1866だと思います。
* Myst PortaDAC 1866
前に春のポータブル研究会で着目したBluetooth対応のポータブルアンプがありました。このMyst PortaDAC 1866です。
http://myst.pro/en/page/myst_potradac_1866_ocub
Mystはロシアのブランドでホームページは下記です。Fisherとも関係があってMystifyの名前でアンプも出してるので、ロシアということであまりしられてませんがそれなりに実績はあるんでしょう。なにしろ情報として参照されてるフォーラムがロシア語ですし詳しくはわかりません(HeadFiも多少あり)。



Myst PortaDAC 1866はポータブルアンプながらデジタル入力のみでアナログ入力がないというところが特徴です。そのため、そもそもiPodとは組み合わせられません。DAC内蔵のアンプ一体型で、はじめ1866はなにかの年号かと思ったけど、これはDACの型番でAD1866というマルチビットDACです。
デジタル入力は光(96/24まで)と同軸(ミニ)SPDIF(192/24まで)、USB(48/16まで)、そしてBluetoothです。光と同軸はハイレゾ対応に見えますが、AD1866自体が48/16までだったと思うので入力は可というところでしょうか。スペックを拡張しにくい点はマルチビットDACの欠点でもありますが、マルチビットDACは自然な音楽性の良さという長所があります。そしてMyst 1866のポイントはBluetoothとマルチビットDACの組み合わせと言えます。
このMyst1866をちょっと入手できましたので、iPhone5と組み合わせてBluetooth接続で使ってみました。

まずはじめの疑問だと思いますが、(音が良くないと言われる)Bluetoothを介してもアンプを組み合わせる価値があるか?、という問いにはYESで答えられます。
iPhone+BT+Mystの音は、iPhone直刺しからは期待できないような細やかでオーディオらしく滑らかさと暖かみがあります。Mystの個性としてベースも太く迫力のある音が楽しめます。マルチビットらしい音楽性の高さが際立ち、音色も良いですね。Bluetoothであってもベルや楽器の音もきれいにクリアで明瞭に再現します。アップテンポなジャズのスピードやベース・ドラムスのインパクト感や切れ味もなかなか良いです。音場もわりと広い方だと思います。ポータブルアンプとしての基本性能はしっかりしていると思います。Mystはモニター的ではなく適度に音を演出しています。
ゲインは高めだけど、カスタムイヤフォンでも使えるくらいノイズフロアは低いと思います。ただ高感度イヤフォンだとハム音かなんかが聴こえます。Bluetooth使用ではAKG K3003が一番良いように思います。
マルチビットDACらしく硬くなく柔らか・滑らかなので適度にBTの粗が中和されてる気もします。これもポイントだと思いますが、あくまでBTの粗を隠すためというのではなく、ベースのBTでの音質はかなり良いように思います。これは後でも書きますが、Myst 1866の実装によるところが大きいと思います。
BT機器って音は悪いしこの程度で良いという作り手の予断がはじめからあると思います。しかしまじめに作ればBT機器と言ってもこのレベルの高い音質が確保できるという良い見本にMystはなっていると思います。
Myst PortaDAC 1866でのBTの音の良さという点では、HeadFi経由でMystの人にメールのやりとりをしていろいろと聞いてみました。Myst 1866で使用しているBTモジュールはBluegiga WT32というチップでBT2.1+EDRのようです。
Mystの音の良さと言う点で、まずはじめに思ったのはコーデックです。A2DPのコーデックに悪評高いSBCではなくAACを使っているのかと思ったんですが、Mystの人はどうもAndroid派のようであまりiPhone寄りの実装はしてないと思います。また、上記チップ自体はAptXに対応していますが、AptX使えるMacbookで試してみてもAptXでは接続していないようです。おそらくはMyst PortaDAC 1866とiPhone5の間はBT標準のSBCでしょう。
Appleの公式Bluetoothデザインガイドラインを見るとSBCコーデックのbitpool値(転送レート)は2-53と書かれていて、対応デバイスは53をサポートすることとあります。53だとビットレート換算すると320kbps程度は確保できてるように思えます。一方でそのBluetoothデザインガイドラインではAACでは256kbps固定で送ると書いてあります。方式の異なるAACとSBCを直接比べるわけにはいきませんが、AACとSBCの差はコーデックの品質差を考慮してもあまり大きくないようにも思えます。(SBCがbitpool=53で送られる前提ですが)
次に着目したのはBluegiga WT32がI2S出力を持っているということです。BTモジュール自体はDAC機能も有しているようですが、MystではたぶんWT32からI2SでAD1866に入れてるんではないかと思います。
一般的にBluetooth機能はBluetoothモジュールとしてワンチップ化されていて、AptX対応しているCSRのBTモジュールなんかもDAC機能を有していますね。おそらくはBTヘッドフォンのようなものはBTモジュールのDAC機能をそのまま使っているのでしょう。BTモジュールのDAC機能は音質もそこそこですから、これも「BTが音が悪い」の一因になっていると思います。
以前はUSBも音が悪いの代表でしたが、これもPCM270xのDAC機能をそのまま利用していた時代ですね。PCM270xを単にレシーバーとして使ってそこからI2Sでもっと性能のよいDACチップに入れるようになると音質は大きく向上していきました。
つまり、仮にコーデックとして優れたAptXを使っていても、BTモジュールのDAC機能に左右されるのでは高音質とはいえないのではないかということです。Bluetoothの音質問題ではよくSBC、AptXみたいにコーデックが取り上げられますが、実際はDACやアナログ部も含めたトータルの実装としての設計によって差が出るということではないでしょうか。
はじめはMyst 1866のマルチビットの柔らかさでBTの粗さが適度に緩和されているのかと思ってましたが、そうではなくてBTの音質そのものが意外と悪くないという気はしますね。
ただし音質的に言うとやはり他の有線デジタル入力の方が優れてはいます。
AK100から光入力で再生すると音はより洗練されてきます(ケーブルはsys-conceptのを無理に使ってます)。USB DACとしても割と優秀で甘さだけでなく解像力やダンピングもそれなりにあって、DAC一体型のアンプとして基本的なところでもけっこう考えられてると思いますね。
ただMyst1866は価格的に高いのが難点で、デジタル入力ならXD-01はコンパクトで安く買えますし、音質だけを求めるならMystには音色の良さという長所はあるけど、もう少しお金を足してHM901やAK120をオススメします。マルチビットDACの音がいいならTera Playerの方が性能は高く音も良いとは思います。また充電表示ランプもないなど、ポータブルアンプ製品としては作りこみの不足もありますね。やはりMystは高価格の付加価値としてはBTありきです。
ちなみについでによくわからないMystの充電時間についてMystの人に聞いてみたら、7-8時間と言うことで急速充電などはないということ。一晩つなぎっぱなしがよいよということでした。MystではBT機能は試しに作ってみたという感じのようでしたが、意外とまだやる気でアンテナ改良したバージョンも出したいようなことを言ってました。
BT接続でのMyst 1866とiPhoneの組み合わせはまさにスマートフォン時代のポータブルアンプのあり方を感じさせてくれます。スマートフォン本来の操作性を損ないません。iPhoneの優れたユーザーインターフェースがフルに活用できます。聴きたい音楽を自由に取り出せ、音楽へのアクセスが本当に思いどおりにできます。またスマートフォンらしくYoutubeやゲームなどアプリでもフル活用出来ます(ただし後で書くアンテナ位置に注意)。WiFiでつながってクラウドストリーミングも発展できます。そもそも日頃慣れた操作感をそのまま使えます。この記事もiPhoneでMyst1866で再生しながら、Dropboxで書いてます。
iPhone搭載のプレーヤーソフトで音も違いますのでいろいろと楽しめるでしょう。
Myst自体のサイズは大きめですが気にしなくてかまいません。iPhoneと重ねる必要はないですから。Mystでは重くて持ちにくいアンプの重ね合わせも不要で、バッテリー一体型のような厚みの不便さもありません。胸ポケットは無理ですが、細長いんでジーンズのポケットには突っ込めます。ただサイズ的にはiPhone5とほぼ同じであり、もともとのMystの発想はiPhone5と重ねるけど結線は不要というものだったかもしれません(30pin廃止を念頭に入れて)。
Mystはカバンやポケットに入れたままでも便利です。ハイレゾDAPでは曲を変えたり音量を変えるときにかばんやポケットから出さねばなりませんが、iPhoneはもともと手にずっと持ってることがおおいので、その必要がありません。BT使用時でもボリュームはiPhoneでコントロールできます。
プレーヤー部込みのハイレゾDAPでもやはり操作性はiPhoneの方が便利です。DAPではAndroidベースのDX100でもタッチはカクカクAndroidそのもので動作も緩慢です。これも最新のAndroid端末とBT機器の組み合わせならば話は別となるかもしれません。
Myst 1866のBT時の問題点は音の途切れがあることです。これは調べてみるといくつかの問題点があるようですが、もっとも大きなものはiPhone5使用時の持ち方に関係しているようです。iPhone5(4Sから?)では下記のように上部左背面にBT/WiFiアンテナがあります。これはちょうど背面の素材が変わってアルミではなくガラスになっているところです。iPhone5のツートンカラーデザインはこの辺にも関係があるようです。
iPhone5ではこの部分を手で覆うとBT接続の問題となって音切れが激しくおこりやすいようです。特に横向きにして両手で持つ時は切りやすくなります。またMyst 1866の方にも問題があってアンテナの作りこみ不足があります。BTモジュールの内蔵アンテナをそのまま使っているのかもしれません。またワイヤレス機としては金属ケースが難だと思うんでプラケースで良かったかなと思います。
使っていると64GBのiPhoneでも音楽だけ入れるというわけにはいかないので、AK120とかHM901、DX100みたいに100GB以上を音楽蓄えられるのには及ばなくなります。そういうときはサーバーが別にあるといいかなと思いますね。いまでもデジタルカメラ用のポケットNASみたいなものはあります。これでiPhoneをコントローラとして、ポケットNASをメディアサーバーとし、Myst1866をDLNA化したようなWiFi DACをレンダラーにすればシステムも拡大します。ちいさなネットワークプレーヤーを使ったPCオーディオをやっている感じです。実際のところ、PCオーディオって別にPCをCDプレーヤーと取り換えると言うだけではなく、こうした広い視点で見るべきことだと思います。
ワイヤレスオーディオ機器はやはりWiFiストリーミングかAirPlay、Kleerで作るのは理想ではあるけど、Bluetoothでも作り方次第で良いものは出来るとMyst 1866は教えてくれると思います。
* オーディオテクニカAT-PHA05BT
Myst 1866はいわゆるポータブルヘッドフォンアンプをそのままBT化した例ですが、もっと手軽で一般的な選択としてはオーディオテクニカやロジテック、SONYなどが出しているBluetoothレシーバーのようなジャンルがあります。これらもレシーバーとは言ってますがBT対応のポータブルアンプみたいなものですね。AT-PHA05BTがそういう意味ではもっともBT+ポータブルアンプに近いかもしれません。
これもPHA05BT+BT+iPhoneで使ってみました。PHA05BTの問題としては高感度イヤフォンだとサーっていうヒスノイズが乗ることです。JH13で乗るくらいなんでけっこう大きめですね。SE215だとノイズとしては少なくなるけど、まだ乗ります。背景が暗い感じではなく、都会の夜空って感じです。

とはいえSE215SEとはけっこういい相性だと思います。強調してる感はあるけど中高域の明瞭感もあるし、ベースもがっつり量感はあります。ただこれは膨らみがちではあります。一般にダイナミックイヤフォン系と組み合わせるのがいいかと思いますね。一般的なところではSE215SEとの組み合わせが価格的にも妥当でいいかなと思います。SE215無印の方が合うかもしれません。
Tzar350(+UEケーブル)だとSE215よりさらにノイズ感は小さくなります。この組み合わせはいいんですが、ベースは控えめでハイがきつめです。BassのDSPがほしくなるかもしれません。
Tzar90(+magnusケーブル)だとヒス感は残るけど、この組み合わせは良いですね。ハイも抑え目でベースもDSPオフで迫力があります。低域はインパクトがあってまあまあタイトです。この辺は90オームの良さが出てるかもしれません。他方でヴォーカルが少し引っ込み気味ではあります。Tzar90もレンズのくせ玉ならぬくせイヤフォンだけど、はまると良い味出します。HM901やAK120でロック聴くにもTzar90重宝します。
ただ、特にこれからの暑い季節はBTレシーバーは胸ポケットに入れることが多いと思うので、普通のイヤフォンだとケーブルが余ってしまう点が問題です。その点ではショートケーブルのイヤフォンが向いています。そこで取りだしたのがもはやクラシックかというSONYのクオリアイヤフォン、MDR EXQ1です。硬質感があるくらい気持ちよくクリアで明瞭になり、高い方も低い方もかなり強く出ます。手持ちのはフィルタを取り去ってますが、このくらいメリハリがはっきりした性格の方がこのクラスのBT機器には合っていると思います。画像のはイヤチップをHeirのオレンジに変えています。

PHA05BTもさすがにMyst 1866のような高品質のオーディオ機器を使用している感はありませんが、このクラスとしてはイヤフォンを選べば普通に聞いて満足できるレベルの音質ではあると思います。PHA05BTをSONY BTN40と比べてみましたが、PHA05BTの方がヒスノイズは多いけどよりオーディオ機器らしい音がするかなとは思います。このノイズはBTではなく別な原因だと思いますね。
PHA05BTやBTN40のようなBTレシーバーはコンパクトで、すぽっとどこにでも収まるので便利です。AT-PHA05BT使ってみると、Mystのときと同じようにiPhoneのBTアンテナを手で覆っても音切れが起こりにくいことに気が付きます。Mystのアンテナが金属ケース内にあるというのも問題ではあるでしょうね。ただしPHA05BTで音途切れがないわけではなく、アプリの切り替えでよく途切れしますがこれはiPhone側の問題かもしれません。
AT-PHA05BTはBT3.0ではなくBT2.1+EDR(SBC)ということなので、実のところはこのスペックを満たせばBluetoothでも良い音質を確保できるということではないかと思います。うちのブログでもずっと前にEty8のレビューでEDRを使用したんですが、このときも音質的には問題なかったと思います。
こうした機器にラインアウト機能がついていると便利ではありますね。PHA05BTに関してはヒス問題とかオーディオ的な厚みや滑らかさの不足など、BTで音が悪いというよりもむしろ他のアナログ・デジタル設計部分の不足に思えます。もちろんこの製品に関しては価格的には十分だと思いますが、もう少し凝った製品を作ってほしいところです。WM8533とかES9023だと低電圧仕様でラインレベル出力も取り出しやすいので、ES9023搭載のBTレシーバーのような機種を作ってくれませんかね、どこかで。
* センチュリー CBTTR AV
BTレシーバーとは別にiPhoneが30pinコネクタを廃止したあたりから増えてきたのはこの手の「なんでもBluetooth」対応にするというBTアダプターのような機器です。これはBTの送受信機となる小さなドングルに音声出力機能が付いたもので、BTレシーバーに近いですがイヤフォンよりもドック付きスピーカーの代替的な意味合いが強いと思います。
このジャンルで紹介するのはセンチュリーの「どれでもBluetooth」CBTTR AVです。いままでのこのタイプのはバスパワーなど電源を外部供給なのでポータブルアンプのソースには使えませんでした。しかしこのセンチュリー CBTTR AVは電池内蔵なので応用は広がります。また送受信どちらでも対応できるのもポイントで切り替えスイッチがあります。


ここではまずSR71AにCBTTR AVを付けてなんちゃってワイヤレスシステムにしてみました。ただ、音質はあまり良くないです。音はひずんで割れますし、あんまりまじめに使う使い気にはなれません。ちっょとやってみただけではあります。ただしMystで書いたような利便性はありますね。


次にヘッドフォンにBTレシーバーよろしく直接つけてみました。これも音は悪いんですが、小さいので便利ではあります。単体で使う時はiPhoneのボリュームで音量をコントロールできます。
こちらはMystの逆ではじめからBT音が悪いから安くてこの程度のものでいいでしょ、の見本みたいなものではあります。このタイプでもっと音質をきちんと考えたものを作ってほしいですね。
* BTは音が悪いのか、ワイヤレスは音が悪いのか
まとめるとMyst 1866のBluetoothでの音質はたしかにMyst1866での有線の光接続などに比べると落ちるけれどもそれは相対的なことで、絶対的なレベルで悪くはないですね。むしろブラインドでBT使用中という予備知識がなければ多くの人はMyst 1866のBluetoothでの音をかなり良いと言うと思うし、DAC+ポータブルアンプの期待音質をクリアしていると言うと思います。
AT-PHA05BTでもポータブルアンプとかオーディオっていうことを語るレベルの音質には及びませんが、一般的に十分音はいいと思います。イヤフォンとの組み合わせ次第では良い音を楽しめるでしょう。
センチュリーになると音はいいとはいえないけど、これもBTの問題ではないと思いますね。
Kleerならもっと良い音質で送れるとは思いますが、結局はKleerだろうとAptXだろうと、オーディオ機器としての設計が出来てないと音はいいものは出来ないと思います。上でも書きましたが、かつてUSBも音が悪いって言われてましたが、いまや堂々たるオーディオの主力商品ですからね。
先日のAppleのWWDCでも802.11ac対応製品が発表されましたが、5GHz帯域元年の今年はぜひワイヤレスオーディオ、そしてスマートフォン分野とオーディオのもっと進んだカタチを見てみたいものではあります。