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2013年06月14日

AK120のUSB DAC機能について、バージョンの違いについて

AK120が6/15から発売されますが、この製品版でははじめからUSB DAC機能が入っています。
ただし初回ロットで出荷のAK120についてはファームウエアバージョンが1.11で出荷されていますが、試してみたところ1.11ではUSB DAC機能が不安定でした。そこで本日(6/14)新バージョンで1.21というのがダウンロード可能となりましたのでこちらにファームウエアを更新してからUSB DAC機能を使うことをお勧めします。至急今確認してみたところ1.21ではほぼ問題が解消されていました。(このために記事を控えていました)

ダウンロードリンクは下記です。
http://iriver.jp/support/file_1128.php

AK120をPC/Macに接続すると下記左のようにUSB DAC機能が選択できるようになります。ここでUSB DACを選択すると右のように接続画面になります。下に見えるのはボリューム表示です。

ak120_1.jpg     ak120_2.jpg

AK120のUSB DAC機能についてはMacでもWindowsでもドライバーのインストールは必要ありません。つまりOSの標準(クラス)ドライバーを使用しています。
ここで特徴的なのはWindowsでも標準ドライバーで192kHz対応しているということです。

* Windows

Windowsでは7でもXPでもドライバーのインストールなしで192kHzが出力可能です。つまりドライバーレスでXPでも192kHzが再生可能としていることからクラス1でのHighspeed拡張機能(Audiophilleoやアンテロープのように)を使用していると思われます。クラス2ではないようですからWindows7でもドライバーインストールなしで192khz対応できるわけですね。ただし192kHzは16bitで対応となります。実際に試してみるとWindowsでは接続してプロパティを見ると下記のように表示されます。

ak120.gif     ak120_121.gif
左: 1.11、右: 1.21

上の画像のリストで興味深いのはV1.11では44/24や48/16はありますが44/16の対応がないことです。実際にFoobar2kで排他モードWASAPI出力にして出力幅を16bitに固定すると44/16ではエラーが出ます。
ただしこの場合でも44/24では再生できるのでCDリッピングソースは普通に再生できます。
またV1.21では右図のように修正がされています。これはWindowsでは大きな問題ではありませんが、Macでの自動サンプルレート切り替えで影響が出てきます。

XPからは試してませんが、XPではカーネルミキサーをバイパスしないと48kHzで出ることになりますので注意してください。これにはASIO4ALLとかカーネルストリーミング(KS)を使います。
Win7では共有モードWASAPIの場合は上記のドライバーのプロパティのサンプリングレートにリサンプルされます。iTunesではWASAPIも使えますが、共有モードWASAPIになると思います。音源ソースのまま出力したいときは排他モードWASAPI(またはASIOやKS)を使ってください。

ボリューム操作はUSB DAC接続中でもAK120側で可能です。これはAKシリーズのボリュームがWM8740のデジタルボリューム機能を使っているらしいので、USB DAC使用時でもデバイス側(AK120)でボリュームを変更できることになります。
ただしPC側ではJRMCで試してみるとDAC側ボリュームコントロールは対応できないようです。ソフトウエアボリュームにすればPCで音量調整できますが音質が低下します。AK120をUSB DACとして使う際にはPC側はボリューム最大にしてAK120のボリュームを使うのが良いと思います。(1.21でも同じ)

USB DACでの音質は再生ソフトやUSBケーブルにも依存すると思いますが、プレーヤー直と比べてもそん色ない高い音質です。ただしMicroUSB用のいいケーブルが少ないので変換コネクタなどを使わねばならないのは難点かもしれません。

* Mac

MacからはMacbook Airの10.8で試しました。
MacでもやはりAudioMidiを見るとサンプリングとビット幅については上のWindowsの組み合わせのみ使えるようです。やはりMacでも1.21では44/16が選択できます。下記は1.21での画面です。

ak120_mac.gif

Audirvana Plusで試しましたが1.11では自動サンプリングレート切り替えをする際に44/16のリッピングソースと96/24などのハイレゾソースを切り替える際に不安定なエラーが起きることがあります(起こらないこともあります)。DecibelやPure Musicに変えても同じです。この問題はV1.21では修正されました。どのソフトでも問題ないようです。
このため特にMacを使用する人は1.21にアップデートしてから使用することを進めます。
いずれにせよこの問題はiTunesでは起こりません。なぜかというとiTunesでは常にAudioMidi設定に応じて(つまりCoreAudioのAUで)リサンプリングされるからで、iTunesでは能動的にAudioMidi設定を変えに行かないからです。もともと安全な値に設定してあればそれを使うので問題ないというわけです。他のプレーヤーでは能動的に変更に行くのでその際になにかあったようです。

またやはりDAC側ボリュームは使用できません。これは1.21でも同じです。Audirvana PlusのDAC onlyでもDecibelのSystem Volumeでも同じです。Audirvana Plusのソフトウエアボリュームなら高精度なので使用に耐えますが、これもできればMac側では固定してAK120側で変更したほうが良いかもしれません。

* iPad

またiPadにカメラコネクションキットを経由してAK120に接続すると電源超過のメッセージが出ます。これは1.21でも同じようです。
AK120はバッテリー内蔵しているのでUSB 給電のオフが選択できればiPadと接続できたと思います。iPadはアンテロープZodiacとの接続実績があるのでクラス1での拡張機能に対応しているはずです。

* Android (Nexus 7)

Nexus 7(Android4.2)では前に書いたUSB Recorder proを使用します。立ち上げてUSB OTGケーブルで接続すると認識できないとエラーが出ます。V1.21でも同じです。
こちらはUSB recorder proが自前のドライバ作っているのでちょっとイレギュラーなのは対応できないのでしょう。上限が96k/24で良いから普通にClass1で対応してくれば応用範囲も広がったと思いますが、AK120は192kが売りですからWindowsからのドライバーインストールなしでの192kHz出力を実現したかったんでしょうね。ただUSB Recorder proではなくGalaxy S3などの標準ドライバーからはまた別の話ですので念のため(私が試せないのでやってません)。
posted by ささき at 22:06 | TrackBack(0) | __→ AK100、AK120、AK240 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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