Music TO GO!

2013年03月16日

ヘッドフォンブック2013に執筆しました

発売中のヘッドフォンブック2013に記事を執筆しました。
まずヘッドフォンアワード2012のコメントを書いています。昨年ベストがFitEar Togo 334というのは音質的にも独自のジャンルを切り開いたという点でも納得でしょう。ただSpirit Oneについては本来はミドルクラスに入れたかったのですが、ちょっと国内価格が高いのが難ですね。もっとブレークするポテンシャルを秘めた真面目に作られた製品なのに残念です。

次に注目してほしいところはP119からのゼンハイザー、ウルトラゾーン、ウエストンのインタビューです。これは昨年の秋のヘッドフォン祭のときに私が直接インタビューしたものです。全体ではもっとやってるので後で録音の聞き起こしが大変でしたが、字数の都合で割愛したところもあります。
ゼンハイザーのインタビューはデモルームの中だったので見てた人も多いかも。ゼンハイザーのアクセルはさすがまじめという感じで話しやすかったですね。アクセルは技術者なので私も話しやすかったです。インタビューを終えたときに「いい質問だった」と言われてちょっとうれしかったですね。
ウルトラゾーンのマイケル・マイケルは個人的にもけっこう知っているので和気あいあいと進められました。中で「IQは世界中の音楽関係者に意見を求めて開発しました」っていうところで私が「But you didn't ask me! - 私には聞いてないよね」って突っ込んで、全員爆笑したりしました。
ウエストンについてはこのときはダイナミック市場は先という話をしていたのにインタビューが出る前にCESでダイナミックの参考品を出されてしまい焦ったりしました 笑。あと記事には書いてませんが世間話的な会話の中でヘッドフォンも実は匂わせてたんですが、これはちょっと別な形になりそうですね。

それと「ポータブルオーディオ強靭化計画」という特集でHDP-R10、AK100、HM901のレビューとTera PlayerとColorfly C4にも触れています。記事では書いてませんがこの時借りたデモ機でHDP-R10と自分のDX100を比べましたが、やはりR10の方が音質は上だと思いました。
それとこの記事ではOnkyoの開発中のも含めて音楽再生アプリ14本を一挙コメントを書いています。書いてみると結構たくさんあって選外になったものもいくつかあります。iOSが多いのは私がiOSメインということもありますが、Androidの音楽再生アプリは数は多くとも並べてしまうと際立つ個性差が少ないということもあります。
また音楽再生アプリについてはiOS/AndroidともFLAC Player/Golden Ear/Neutronなどのオーディオ向けグループとRADOSONとかUBiOのようにDSP主体のカジュアル向けと分ける必要があると思いますね。

このほかではP37からの製品レビューでDENON D7100、D600、FitEar Togo 334、Ultrasone Tio、LCD2 Bambooを書いてます。私はLCD2は自前で持ってますが、LCD2 Bambooは軽くなってて驚きました。LCD2はとにかく重いのが難点でしたからね。

付録としてはハイレゾ音源データやアニソン・ヘッドフォンブックもついています。ボリュームたっぷり、見どころたっぷりなのでどうぞお買い求めください!



またヘッドフォンブックについては英語化プロジェクトも進行していますので、英語版の方もチェックしてくださいね !
http://vaiopocket.seesaa.net/article/323325414.html
posted by ささき at 19:39 | TrackBack(0) | ○ ホームオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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