
パッケージを開けるとはじめに10時間チャージしろと書いてあるメモが入ってますが、とりあえずテスト用に充電されているだろうと踏んでまずは聞いてみました(^^
正直なところ箱から出してぱっと聞いた印象はあまりいい印象ではなかったです。エージングうんぬんもありますが、トマホークは箱から出してすぐいいと思いましたからね。
まず全体になんとなくもやっとして音が解きほぐれてない感じがします。なんだか見通しが悪く、雨が降った後のようなすっきりと透明な晴れ上がった感じがありません。
そこでノイズフロアの高さが気になりE5cでテストしてみるとE5cをプラグにさしてボリュームは一番下げた状態でもうヒスノイズが聞こえます。同条件でSR71では10時過ぎないとヒスは聞こえません。かなり騒がしくてあまり黒くない背景と言えます。
また音の広がりがいまひとつで立体感がないと感じます(ただこれはHD25の性格的なものもあります)。
この辺は最近ノイズレベルが低く立体的な音のトマホークをずっと使っていたので特に気になります。
一方で楽器の音自体はかなり明瞭できれいに聴こえます。いわゆるオーディオでいうところのクリーンでHiFiな音に思えます。このギャップに少し戸惑いますが、ちょっと可能性を感じます。
そして一番驚くのはその音のパワフルさです。
密度感があって重量感を感じます。これはいままでになかった迫力です。
このへんからX1HA-EPCは問題もあるけど、可能性もまた大きいと考えます。逆に言うとその可能性を生かすために問題が生じているということでしょう。つまりパワーを得るためにノイズもまた出ているのではないかということです。
ここでちょっとリラックスして分析的に聴くのではなしに体でただ感じると(笑)X1HAはなかなか魅力的です。
全体の音の印象はRSAみたいに垢抜けた洗練されたものではないけど、しかしこの低域を中心とした迫力と密度感はどうだろう!
聴いているうちに全体的な垢抜けのなさはどうでもよくなります(笑)
こんなにロックが迫力があるアンプはあっただろうか。。がんがんくるという感じですね。
ロックでなくとも、たとえば以前書いたコントラバスデュオのAMAPOLAを聴いているとこんなにポータブルでぶぶおっというコントラバスの低域再現がいいのははじめてです。弦が唸っているというのでしょうか。
古楽器をきいていても低音方向の密度感にははっとするものがあります。
また高域は痛くなく抑えられていますが、シンバルの音もよく響きます。
X1HAを聴いてからSR-71を聴くと物足りなくさえ感じられます。X1HAはもちろんバランス駆動ではないけどシングルエンドからバランスに移ったような密度感の向上があります。
X1HAの真価はゲインハイにしてHD650をつけると分かります。
高インピーダンスのハイエンドヘッドホンをつけても、低音もほぼ完全にコントロールされてアップアップした感じはありません。次はホームアンプと比較してみたくなります。
この状態だとトータルではたしかにSR-71を超えるわけではないけれどもこのパワー感は病み付きになるものがあります。ロックポップ系にはかなりいいですね。
とはいえ、もちろんサミュエルズアンプ的な洗練された音とX1HAのパワーが合わさると最高なんですが...
このポータブルシステムの組み合わせになにかひとつ触媒が必要な気がします。
暴力的ではないものの、SR-71程澄ました音でもないと。
個性の異なるAMPを曲や気分で取り替えるなんて、ポータブルもすっかりAudioするようになって来たのですね。
うーむ、欲しくなってきた。(笑
レヴェルの高い次元のお話でしょうけれど。(汗
結局は止まらぬ物欲&音の探求・・・ですね。( ̄  ̄;
んー・・・また欲しいアンプが増えてしまいました(苦笑。
そうですね、意外ときちんとした音が鳴っているのですけどやはりノイズレベルの高さがちょっと足を引っ張っています。
でも病み付きになる音って言うのはありますね。
まあ今度持っていますよ。
いや、けっこうこれ分かりやすいと思います。
そういう意味ではいいんですけどね。
しかし探求というか病気というか..しかしこれで止まりません(笑)
そうですそうです、ポータブルアンプのマッキントッシュというか..(笑)