Music TO GO!

2013年01月16日

オーディオファイル向けWindows 8とオーディオファイル向けLinux

もう二年以上も前ですがオーディオファイル向けのOSとしてVoyage MPDの紹介記事を書きました。また最近オーディオファイル向けのOSバリアントが出ていますので紹介します。

* オーディオファイル向けWindows 8 (Audiophile Windows 8)

Computer Audiophileの下記スレッドでオーディオファイル向けのWindows8が紹介・配布されています。
http://www.computeraudiophile.com/f11-software/iso-usb-key-installer-preconfigured-and-stripped-down-audiophile-version-windows-8-pro-including-jriver-and-foobar-14390/

これはWindows 8 proに不要サービスの停止などのいわゆるチューニングをあらかじめ設定しておいたもので、Fedelizer、JRMC18(トライアル)やFoobarなどが入っています。Foobarではなつかしの高性能リサンプルコンポーネント、Secret Rabbit Code Resamplerも入ってますね。これってFoobar 1.0から使えなくなったんですが、自分で通るようにコンパイルし直したんでしょうか。
もちろんインストールするためには正規のWindows 8 proライセンスが必要です。これはアップデートライセンスではなくフルライセンス(いまはDSP版と同じだったはず)が必要です。
またページングをオフにしているので、RAMは最低4GB必要ということです。他のチューニング内容はスレッドを参照ください。
静音PCなんかに入れるのによさそうです。ほぼ専用機なのでJPlayを使うのもよいでしょうね。

入手方法は作成したJohn DoeにPMしてダウンロードリンクを教えてもらってください。ただリンクはとっても遅いです(かといってこの手のサイトは有料オプション取るのは怖い)。またいまの版は場合によってアクティベーションに問題があるようです。作者は改善した版を作るって言ってますのでそれまで待った方が良いかもしれません。ブータブルUSBへの書き方などはスレッドで書かれています。

ちなみにJohn Doeってジョンっていう人の名ではなく、John Doeは日本語で言う名無しの権兵衛という意味の英語表現です。


* オーディオファイル向けLinux (Audiophile Linux)

こちらはLinuxのディストリビューションとしては一般的なMintをベースにしてオーディオ向けのチューニングを施したものです。
http://www.ap-linux.com/

特徴としてはこちらも不要サービスを留めるというチューニングが基本で、リアルタイムカーネル、低レイテンシー(<10ms)、ビットパーフェクトを標榜しています。標準のオーディオプレーヤーソフトはdeafbeef audio playerで、Audaciousなども推奨されていますが、Rhythmbox、Banshee、ExaileなどはDBでリソースを食いすぎるのでやめておけと書いてます。

素っ気ないVoyageとは異なりこちらはXFCEやFluxboxといったデスクトップ環境が立ち上がる環境になっています。入手方法はこちらのサイトのリンクから無料ダウンロードできます。
http://www.ap-linux.com/download/
全体にVoyageみたいに音質に特化するあまり扱いにくいというよりも、扱いやすさを残しつつ音質向上のチューニングもするという折衷的なもののように思います。
posted by ささき at 01:00 | TrackBack(0) | __→ PCオーディオ・ソフト編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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