さて、トマホークの実戦投入(と書くとキナ臭いですが)でIEMもちょっとまた新しいのが気になってきました。
トマホークにE5cを使っていると背景がぐっと締まって黒くなる感覚はなかなかいままでになかった気がします。これはさすがIEM向けというだけはあります。
とはいうものの、Triple.fiはリミテッドエディションを見送ったらいつ手に入るか分からなくなってしまいました。E500もSE530になって安くなったら考えようかとか思ってますがこれもいつになるか(ちなみにSE530はPTHのあるなしがあって$50差だそうです)。
ところがここにあらたな選択肢が!
それは下記の"Westone 3"です。WestoneはShureやUEに比べるといまいちマイナーな存在でしたが、ここにきてWestoneからもE500/triple.fi相当のモデルがでました。
http://www.head-fi.org/forums/showthread.php?t=217299
これはユニバーサルタイプ(カスタムモールドではない)のIEMで3つドライバーが入っています。これだけ見るとE500やtriple.fiと同じですが、Westone 3は"3-Way"の3ドライバーです。つまりツィーターとウーファーのほかにミッド(スコーカー)が独立しているということになります。これに対してE500とかtriple.fiは2-Wayの3ドライバーです。
大きさはUM2と同じくらいでやや長め(a little more oval)、プロトタイプはUM2と同じハウジングを使っているそうです。WestoneにはカスタムモールドタイプではES3という3-Wayタイプがあるのですが、それをユニバーサルタイプにしたものでしょうね。
先週末くらいに上のポストが上がったばかりですが、Westoneは(CESではなく)MacWorldにプロトタイプを展示しました。そしてこちらにMacWorldでの試聴レポートがあがってきてます。
http://www.head-fi.org/forums/showpost.php?p=2617473&postcount=49
http://www.head-fi.org/forums/showthread.php?t=218434
上ではUE10を持ってる人がtriple.fiよりもUE10に近いというので、高い性能でもあるということでしょう。また低音ドライバーはひとつといってもインパクトはけっこうあるようです。ただし低域のコントロールがUE10などにはいまひとつ及ばないというところのようです。下のほうではウォームなミッドとタイトな低音と言っています。これらのコメントから3wayらしくミッドはやはりよいようですね。
開発はGrado RS-1を手本にしたというコメントも面白いところです。Gradoに似た音というわけではないようですが、ミッドに自信あり、というところでしょうか。
価格は$350-400(おそらく$399)で3月頃(?)出荷するというのでSE530とかTF10より意外と早く入手できるかも...
Music TO GO!
2007年01月12日
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Westone 3
Excerpt: 耳の中にさしこむ形で外の音を遮る、いわゆるカナル形のイヤフォンがいろいろ出ていますが、編集部愛用の Westone Laboratory が新作を発表したそうです。それも CES ではなく、MacW..
Weblog: クラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)
Tracked: 2007-01-13 09:32
値段からは一番の候補となりそうです。UM2の評判もつくりがしっかりしており、音もいいと聞いているので、期待してしまいます。E530になったとしても、値段はUM3のほうが若干やすくなるのではないかと思います。あとはどうやって入手しようかというところですよね。
他メーカーのように遅延がなれけば良いんですが..