これも昨年ですが押尾コータローの新譜、"Color of life"を買いました。
初回版はDVDがついているんですが、再生してそのアコギを叩きまくるダイナミックなギタープレイを見ると、ふとニューヨークの女性ギタリスト、Kaki King(カーキ・キング)を連想しました。
また、逆に言うと押尾コーターローが好きな人ならばカーキキングもお勧めです。ただしこれは超絶技巧のギタープレイということについてであって、曲想は明るく分かりやすい押尾コーターローに比べるとカーキキングは現代風にアブストラクトで、ミニマル的なとらえられ方をしてたこともあるようです。
カーキキングの場合はファースト"Everybody loves you"とセカンド"Legs make us longer"がまずお勧めです。この二枚は似通った音傾向を持っています。アコギ一本勝負的なところですね。
また最新作の"Until we felt red"は前2作ではエモーショナルで先鋭なギタリストという感じの彼女が、本作ではヴォーカルをくわえてちょっとオルタナっぽいフォーク(アシッドフォーク)の匂いを加えています。
音楽的にはアコギ一本勝負というのではなくかなり電子音を取り入れたのが特徴で、さらに内的な音世界を持っています。
最新作では後退してしまいましたが、ギターを叩くというとカーキ・キングの方が徹底していて、彼女の場合は単にちょっとリズムを取るというよりも、まじめにドラム代わりにしてけっこう本気で叩いてます。聴いてて壊れるんじゃないかとこちらが心配するくらいです(笑)
ロックの人のライプ専用の壊すギターみたいにおそらく叩く専用のギターを使ってるんではないかと(^^
Music TO GO!
2007年01月10日
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