iOSで音楽アプリ間の相互サウンド入出力を可能とするのがAudioBusです。基本的にはDTM向けの機能ですが、いろんな使い方ができるでしょう。
http://audiob.us/
最近ロンドンで開発者向けにデモが実施されるなど活動が活発になって来てます。下記のデモ動画は分かりやすいと思いますが、Sunrizerと言うアナログシンセアプリの演奏(出力)をLoopy HDアプリで録音(入力)させてループさせてるところです。iPadで完結してハードは介在してません。AudioBusでは複数の入出力を組み合わせられると思います。
下記リンクに詳細が載ってますが、AudioBus自体は単体アプリとSDKと呼んでるAudioBusとのインターフェースのコードからなっているようです。
http://www.synthtopia.com/content/2012/09/17/what-is-audiobus-how-will-it-change-mobile-music-making/
音楽アプリ側ではAudioBusに対応するためにこのコードを入れてビルドする必要があるでしょう。こうしたビルドなしでシステム設定でCoreAudio/AudioBusみたいな動的な切り替えはできないと思いますので、システムに近いアプリではありますが、iOSの一部というわけではなさそうです。
上のインタビューでもAppleに認可を受けれるかどうかが鍵だったとありますが、iOSでは一般アプリはバックグラウンドでの動作に制限がありますのでAppleが公式に認可したというのは大きな前進です。またAppleはシステムの機能と同一機能を持つサードパーティーアプリを嫌うので、これが認可されたということはiOS6のinter-app audioと呼んでいた機能はこれに統合されて行くように思います。
いくつかデモ画像も載ってますが、iPhoneでも動作するようです。
http://www.palmsounds.net/2012/11/some-pictures-of-audiobus-from.html
下のタンブラーの方の記事には現状のステータスが載っていますが、リリースが待ち望まれるところです。
http://audiobus.tumblr.com/
Music TO GO!
2012年11月05日
この記事へのトラックバック