そこで従来のアクセサリーとの互換性を取るために30ピンアダプターが発売されています。それが届きましたので前回の記事を補完するため結果を書いておきます。
テストはフォステクスHP-P1とiPhone5を使用しました。まずライトニング直ではデジタル接続で音が出ました。ただしケーブルが長く使いにくくなります。ライトニングは認証チップが入っていてサードパーティー製のケーブルは作るのが難しいとも言います。

次に30ピンデジタルとデジタルで接続してみました。左の小さなアダプターが30ピンアダプターです。接続と音の再生は問題なく、画面のALOのような高音質USBケーブルも使用できます。


次にアナログ接続を試してみましたが、こちらも問題ないようです。以下のDirigentのような高音質ケーブルも使えます。


デジタルだけのライトニングコネクタからアナログアウトを出すためには30ピンアダプターの中にDA変換が入っているということです。
この下のリンクに30ピンアダプターを分解した写真が載っています。この人はやはり中のDA変換回路を調べたかったようですが、なにかチップの中に統合されているようでよくわからなかったといっています。
http://www.macrumors.com/2012/10/11/apples-lightning-to-30-pin-adapter-torn-apart-reveals-several-chips-and-copious-glue/
30ピンアダプターも完全ではなく、いくつか制限があるようですので念のため。
* 10/19追記
Chipworksの解析で30ピンアダプターの内部にWolfson DAC発見しました。
http://www.chipworks.com/blog/recentteardowns/2012/10/18/inside-the-apple-lightning-to-30-pin-adapter/
ただし上に引用した人の話もウソではなく、たしかにオーディオ機能を持つシーラスロジックの統合チップもあるそうです。関係は不明。