Music TO GO!

2012年07月19日

AndroidでのDACの使用について

Android4.1を搭載したNexus 7タブレットが発売開始されユーザーにとどいてきたようです。
そこでさっそくUSB DAC(Fiio E7)を使ってみた人のレポートが載ってましたが使用できないということです。これは予想通りなので、やはりDACを使用してAndroidをオーディオに対応させるには次の二通りがあるということのようです。今回はまとめ形式で書きますので詳細は前の記事を参照ください。

1. Android 4.1で導入されたアクセサリプロトコル2.0を使う方式

Androidアクセサリプロトコル2.0に対応した専用のドックが必要です。(現在ASUSでNexus7用を開発中)
これはAppleでいうとiPod5.5以降のiPodアクセサリプロトコル(iAP)でサポートされたiTransportなど対応機によるデジタル出力を取り出すことに似ています。

現在対応機種 : Nexus 7およびGalaxy Nexusなど4.1対応機
OS要件: 4.1 (Jerry Bean)が必要
使用形態 : Android端末 →USBケーブル→専用ドックによるデジタルアウト

*Android4.1のオーディオ関係ではこのデジタルアウトのほかに低レイテンシー化も試行されています

2. ベンダーによる独自対応でUSBオーディオクラスドライバーを生かす方式

ベンダーによっては標準のAndroidのオーディオ周りをカスタマイズしているため。
これはAppleでいうとiPadとカメラコネクションキットを使用してUSB DACを使用することに似ています。

現在対応機種 : サムスン Galaxy SIII、ノキア N8、他Archosなど
OS要件: ベンダーによるが、USB OTGをデバイスでサポートしている必要あり
使用形態 : Android端末 →USB OTGケーブル→USB DAC

*USB DACは標準ドライバー対応のものが必要です。Fiio E7をよく使うのはE7がバスパワーによらずバッテリーから給電できるオプションがあるためです。ですのでiPadの給電制限もうけません。
USB OTGを使うのはA/B変換のためです。iPadではカメラコネクションキットに相当します。


posted by ささき at 23:24 | TrackBack(0) | __→ スマートフォンとオーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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