昨日Androidカンファレンスが開催され、Android 4.1(Jelly Bean)が発表されました。またAndroid 4.1のリファレンスとなるだろう、Nexus 7タブレット(Nexus 6を避けるところはディック遺族への配慮か)、「ソーシャル」で「オーディオファイル級アンプ」を搭載したApple TV的なNexus Q、そしてAR応用のGoogleメガネなど様々な製品もアナウンスされています。
その機能のなかでオーディオ的に注目なのはUSB Audioのサポートです。こちらのAndroid開発者ページにUSB Audioサポートの記載があります。
http://developer.android.com/about/versions/jelly-bean.html
USB Audio
USB audio output support allows hardware vendors to build hardware such as audio docks that interface with Android devices. This functionality is also exposed with the Android Open Accessory Development Kit (ADK) to give all developers the chance to create their own hardware.
USB経由でのオーディオドックを可能とするとともに、ハードベンダーのためにADKをサポートするとあります。
下リンクで前に記事を書きましたが、Androidでは現在USB標準ドライバーがないので、USB DACがサポートできません。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/261950631.html
今回の機能詳細は分かりませんが、ADKのサポートと共にこの辺りが改良されると思います。ただしADK/USBは従来とホスト・デバイスの関係が逆なのでオーディオももしかするとドック経由かもしれません(つまりAndroid側がデバイスになるiTransport的なiPodデジタルアウトのようなもの)。GoogleがNexus 7とNexus QのMicro USBの用途を曖昧にしてるので、この辺はまだ不透明です。この他にもAndroid 4.1ではNexus Qのためか、オーディオ関係の改良が多く見られます(ただし出荷時のQは4.0です)。マルチチャンネルサポート、DRM対応も可能な低レベルのCODECインターフェースなど。またAudioFlingerのミキサーも改良されるようです。
メディアに目覚めたAndroid、なかなか面白い展開になって来ました。
Music TO GO!
2012年06月28日
この記事へのトラックバック