Amarraは他のプレーヤーに比べると高価な印象が否めませんでしたが、新たにAmarra HiFiという廉価バージョンが登場しました。またAmarraはV2.4が登場して価格が引き下げられています。このラインナップ変更でminiとジュニアはなくなり、miniはフルバージョンにアップグレードされ、ジュニアは$99でAmarraにアップグレードすることができるとのこと。なお従来のフルバージョンのAmarra V2.3はAmarra Symphonyと呼ばれ別に使用できるようです。AmarraのSonic Studioのページはこちらです。
http://www.sonicstudio.com/amarra/index.html
Computer AudiophileでこのAmarra HiFiのライセンスプレゼント企画があったのでさっそくゲットしました。(アナウンスの記事にコメントつけた人に先着50名までHiFiのライセンス進呈というもの)
AmarraとAmarra HiFiの違いというと価格がAmarraは$189、Amarra HiFiは$49となります。おそらくエンジン基本部分は同じですが、メモリー再生やFLAC再生がHiFiでは省かれていて、iTunes用と位置づけが明確化されています。AmarraはiTunesなしでも動作するようになったようです。つまり他のプレーヤーのようにスタンドアローン化して独自プレイリストを使えるというわけです。これはFLACとかDSDのようにiTunesに束縛されてしまう状態からの独立をしたいのでしよう。
つまり
Amarra HiFi=従来のiTunes拡張プレーヤー、シンプルだがiTunes再生フォーマットに束縛される
Amarra=スタンドアローンプレーヤー、高機能でDSDやFLACなども再生可能
とも考えられます。分離したおかげでシンプルになってよかったと思います。
Amarra HiFiでも192kHzまでサポートできますが、Amarraではさらに384kまでサポートします。それとAmarraでいうと従来ノイズシェービングはMBit+だったんですが、これが変更されています。HiFiでもON/OFFすると再生箇所が飛ぶのでなんらかのキャッシュはされているようです。
またHiFiはM2Tech、WEISS、Musical Fidelity、dCS、Peachtree、Bel CantoのDACにバンドル版として搭載される予定のようです(海外の話ですので念のため)。これによってやや劣勢となったAmarraのシェアを取り戻すという意味合いもあるのでしょうね。
Music TO GO!
2012年05月05日
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