Music TO GO!

2012年04月26日

ネットワークプレーヤーのOEMインターフェース

前に開発環境という側面からPCオーディオ機器における進歩を書きました。XMOSとかネットワークプレーヤーの開発キットです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/181376037.html

その点ではAudioStreamに乗っていたネットワークプレーヤーのインターフェースのOEM先の記事なんかも面白いと思います。StreamUnlimitedという会社です。
http://www.audiostream.com/content/streamunlimiteds-streaming-box-solution

提携先にはPioneer, T+A, Musical Fidelity, Naim, Simaudio, Wadia, Bang & Olufsen, Sony, Denon, Pro-Ject, Creekなどなど有名なところが並んでいます。
上の中のビデオ画面そのままでなくても、もちろんデザインはXMLで定義されていてカスタマイズできますので、実製品のデザインや画像はことなることでしょう。もちろんiPOdデジタル接続やコントロール用のiPhoneアプリなども提供されています。
ネットワークプレーヤーが雨後の竹の子のようにどんどん出てくる背景にはこうしたOEMブランドがあって、この辺のコントローラやインターフェースを提供して開発を簡易化しているというわけです。

このことからもうひとつわかるのは、UIだけではなくコントローラ部分もOEMでしょうからこれらのOEM採用メーカーの機器ではいわばトランスポート部分(おそらく組み込みLinux)は同じものを使っているので性能的に差はないだろうということです。つまりネットワークプレーヤーの骨組みの部分をいわばこうしたキットで作って、それにDACやらアンプのオーディオ部分は自前で足すという構造になっているので、トランスポートに相当する部分は差がなく、各社横並びになってしまうということです。その辺でAuralitiなどVoyageベースのものとは異なるかもしれません。
posted by ささき at 22:51 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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