今日は天気予報もよいほうに外れて思わず晴れたのでいよいよ彼岸花の本番を撮りに行ってきました。
風も程よく吹いていて秋の風が気持ちよく感じられます。もう陽の中にいて暑いという感じはあまりありません。
撮りに行ったのは高座渋谷の常泉寺という花の寺です。
この写真はソフトフォーカスとモノクロ効果を組み合わせています。
ソフトフォーカスはキヨハラソフト VK70というソフト効果の専用レンズをデジタル一眼レフにつけて使用しています。
漆黒の背景にハイライトの輝きが美しく浮かび上がって。。というのはオーディオ評でも写真でも同じく通用しますね。
おもしろいのはこのソフト効果のにじんだ部分というのはレンズの球面収差といって実は欠点のようなものです。これは光が一点にきちんと集まらないことによります。本来は光学的にないほうがシャープな像になりますので、徹底的に取り去られます。
しかしソフトレンズというのはこれを逆に利用してこのように美しい「付帯」したにじみにします。
これは真空管の歪みなど本来ないほうがよいはずのものがあったほうが人の耳には美音に聞こえるというのになぜか似ているような気がする、とちょっと思いました。
人間の感覚というのは面白いものです。ですから写真もオーディオも奥が深いわけですね。
Music TO GO!
2006年09月24日
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輝度でボケ具合を変えるということはソフトでも可能だと思いますが、この味は出せないだろうなぁ・・・と。
あ、涎が・・・(^^;
写真、拝見して感動しました。素敵な作品ですね。季節を感じにいらっしゃるときは、お一人なんでしょうか??
私も一人で旅行に出かけたり、四季の移ろいを感じに出たりしています。
今年は紅葉、どうでしょうか。大雪山の紅葉が始まりましたね。楽しみです。
ではまた
たしかにフォトショップでもソフト効果は作成できます。ただ写真というのは撮ったときの気持ちなんで、やはり撮るときにこう見えてくれないと、ね。
写真のコメントありがとうございます。
たしかにもう紅葉の季節なんですよね、数年前はいまころは下のリンクのように乗鞍高原で紅葉を撮っていたんですが、いまは車も入れなくなったので下に降りてくるのをじっと待っています。
http://www.asahi-net.or.jp/~eg3y-ssk/photo/tstar/norikura/y2001/index.htm