CAのポストによるとdCSがMacOSXのUSB標準ドライバーでDSDネイティブ再生を可能にしたということです。(Playback Designはカスタムドライバー)
http://www.computeraudiophile.com/content/dCS-Announces-Pure-DSD-Playback-USB
プレーヤーソフトはPure Music Playerのようです。
そしてさらに興味深いのはdCSはこの"DSD over USB"方式を業界標準とするように文書公開してるという点です。こちらのCA主催ChrisさんのポストからPDFがダウンロードできます。
http://www.computeraudiophile.com/content/dCS-Announces-Pure-DSD-Playback-USB#comment-101160
3ページ目のところが技術的な提案内容になっています。私も確かではないんですが、USBオーディオクラス2のパケットに内包するようにDSDストリームをパッケージングするということのように思えます。だから標準ドライバーでOKということのようです。24bitのうち8bitはDSDであることを示し、残りの16bitでDSDデータをパックします。この先頭の0xAAは普通のオーディオ出力ではあり得ない値なので、これをDSD出力の識別に使えると言うことです。また仮にDSD対応でないDACで出力したとしても-48dBでありスピーカーを壊すようなノイズにはならないそうです。また聞こえないわけではないので、ユーザーが変だぞと気がつけるということです。
これは以前ライオンでインテジャーが使えなかったらDSDネイティブはどうする、というところで書いた「手がないわけではない」と書いた解法のような気がします。この辺はもうちょっと見てかないと分かりませんが。。
この方式はAmarraのSonic StudioとPure MusicのChDと共同で開発したとありますね。これらでは使えるようになるでしょう。もちろんDAC側も対応が必要なので、ここで提唱してるというわけです。
これを適用する初のDACはdebussyでいまオランダのショウでデモしてるようです。
もしやDSDネイティブ出力戦国時代?
でもdCSとかPlaybackというとちょっとお高いので、まあできれば値ごろ感のあるDACでDSDネイティブできてくるといいんですが。。
*9/28 追記
dCSの人(?)が2.8M DSDと176/16の転送レートが同じであり、0xAA(16進数でAA)を8bit付加して176/24にパックして送る利点をポストしてます。
http://www.computeraudiophile.com/content/dCS-Announces-Pure-DSD-Playback-USB#comment-101393
*9/29 追記
HQ Playerの開発者が次のバージョンでdCS方式をサポートしたいむねを書いてます。
http://www.computeraudiophile.com/content/dCS-Announces-Pure-DSD-Playback-USB#comment-101675
Music TO GO!
2011年09月26日
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