アップルのクラウドプレーヤーですが、ユニークな特許が報じられて話題になってます。
http://www.macrumors.com/2011/05/19/apples-music-streaming-service-to-eliminate-buffering-lag-with-locally-stored-snippets/
特許へのリンクはこちらです。
わかりにくいんですがこれ、どうやらストリーミングするデバイスにあらかじめ曲の一部(冒頭の数秒)がストレージされてるのが前提です。
クラウド上(いわばロッカー)に格納されている曲とiPhoneなどストリーミングするデバイスに同一の曲が格納されます。ただしローカルストレージにはあくまで冒頭の数秒のみが入ります。
つまり全てクラウドからストリーミングするのではなく、ユーザーがiTuneやiPhoneで選曲するとまず冒頭部はローカルのファイルから再生されます。その数秒のあいだに裏でクラウドストレージからストリーミングしてバッファリングし、ハードディスクに入ってる分が終わったらストリーミングに引き継がれる、というもののようです。
ローカルストレージ・ハードディスクにはあくまで数秒のイントロ部分しかないので、容量は少なく、ユーザーが選曲した時のタイムラグもない、ということのようです。また、クラウドプレーヤーはAmazonもGoogleも見切り発車的に行って著作権の問題を抱えてますが、この方式では曲はローカルに持っているから所有権の問題もこれで解決するという訳です。
ただしこれが本当に使われるかどうかは分かりません。ちなみにアップルのクラウドプレーヤーはiCloudという名前になると思います。
Music TO GO!
2011年05月20日
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