今日は福岡のオーディオショップの吉田苑さんの東京試聴会(吉田苑東京オフ会)に行ってきました。ここはDynaudioのディーラーでもあり、わたしがSpecial25を買ったはここです。
http://www.yoshidaen.com/
今回の目玉はなんといっても先日新作発表したばかりのFAKiEのライブです。会場に着くやさっそく新アルバムを買いますと、ていねいにサインをしてくれます。前回ここで11月に買ったことも覚えていてくれました。(新作"To The Limit"のレビューはまた別にかきます)
ライブでは新作から熱のこもったステージを40分ほど見せてくれ、さらにアンコールで前作から「ファンタジー」も演奏してくれました。じつはこの後にまたすぐ別のライブがあるということですが、がんばって声援にこたえてくれました。
なかなか白熱して見ごたえがあり、かつ楽しいステージでした!
http://www.fakie.jp/
試聴会のほうですが、今回はパイオニアからスピーカーの展示がありました。パイオニアはもともとはスピーカーからはじまったそうで最近は初心に戻るということか、スピーカーに力をいれているようです。
デモはこの1EXというタイプです。リスナーに届く距離を計算してスピーカーの設置面を円形にえぐるというこりようですが、マグネシウム振動板ということで音色もなかなかよく音のなり方も良い意味で昔風の堂々としたものがあるように思えました。
http://www.phileweb.com/news/audio/200509/02/5946.html
B&Wはダイアモンドツイーターシリーズの803Dを使いました。新しいわけではありませんが、欧米では売れているこれを日本でも売りにしたいということです。いわゆる現代的な音の典型ですが、ノーチラス系より先鋭になった気もします。
シャープのデモではおもしろいことにLPとCDの同じ曲を交互にかけてSX10で比べてみるというデモをしました。(本来はこれにSACDも入れる予定でしたがプレーヤー故障によりやめたようです)
ディスクはロキシーミュージックのアバロンとマイルスのライブでそれぞれLPとCDを取り替え同じ曲をかけます。ちなみに今試聴会ではプレーヤーはアナログもデジタルも47研究所でCDはピットレーサー、LPは4724/4725を使いました。ピットレーサーはCDを上下逆にセットするというユニークなものですが、4724/4725もまた上下のターンテーブルが逆に回転するという面白いものです。
実際のところLPレコードというと音が良くないのではとイメージする人も多いかも知れませんが、このようにハイレベルで近接した能力をもっているCDとLPではLPの方が音は良いです。この辺は昨年のオーディオショウの時もちらっと書きました。
またここではDynaudioのFocus220とConfidence C2を使いました。C2はこの前書いたC1のひとつ上でなにをかいわんやと言う奴です。Focus220は同じ価格のコンター系というよりはSpecial 25のなり方に近い気がします。SP25はかなり売れたようで、その影響もありそうな気がします。
吉田苑さんではSpecial25を使ってミッドクラスのデジタルアンプ聴き比べ(右からシャープのSX10ノーマル、SX10クロック改良、フライングモール)それとハイエンドデジタルアンプとしてシャープのSX300の3タイプの聴き比べ(SX300ノーマル、SX300クロック改良、そして参考出品の22.5MHzタイプ)を使いました。それぞれ微妙に違いがあるのがなかなか面白いところです。
ちなみにこのように表面に白樺模様が見えるのが当初限定生産だったころのモデルで、先週のDynaudioのMIRADO試聴会の時のつるっとしたのが現行の通常生産モデルです。
やはりこうしていろいろスピーカーを聴いてみるとSP25の音色の美しさがよくわかります。Dynaudioというと性能系のように取られることもありますが、実はかなり味系の側面も兼ね備えていると思います。
最後にマラプロの鈴木さんの新しいプロジェクトの紹介がありました。自分でも47研のようだと言ってましたが、マランツ・プロという大企業系のところだとなかなか好きなことができないようでこうしたガレージメーカーのようなことをしているようです。
黒いものの奥にあるCDPの左横の銀色の平らなものがDACで、実は正体を明かす前に今回の試聴会ではピットレーサーのDACとして使用していたようです。
黒いものはアンプで左がプリで右がパワーのようです。DACからは全部バランス接続で、パワーアンプは4chもっていて25WのBTLで50Wを出すとのことです。またかなり強力なトランスを搭載しているとのこと。
変わったことにスピーカーはこのようにスタックできて、フルレンジx2となります。一個だと小型スピーカーという感じですが、スタックするとなかなか朗々と鳴ります。DACはプロの流れを汲むのかすこし硬質感がありますが、アンプはなかなかに良いように思えました。
デジタル主流時代にアンプはあえてアナログにこだわったということで今後の展開がおもしろいのではないでしょうか。
Music TO GO!
2006年07月01日
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シャープの参考出品アンプに関しては、まだまだ煮詰める必要性を感じましたが期待できそうですね。
ただSX300あたりでもういいんじゃないか・・という気もしますが。
たしかにシャープの人も出すかどうかもまだ分からないというニュアンスでしたね。それとせっかく開発の人も休日出勤してらしたので、開発の人の苦労話・裏話を聞くところもあった方がよかったように思います。
本格的な試聴会に生演奏・・・
素晴らしいです
そうですね、試聴会はまず楽しむというところが大事だと思います。
今回の関連の皆さんは、カジュアルで参加しやすいですね。
それにしても相変わらず活動的でいらっしゃる。ただただ脱帽です。(^^;
ゲットしたものはまたいずれ..