Music TO GO!

2011年04月26日

Shureイヤフォン・ヘッドフォン発表会

少し前にSE535の発表会に行ってきた記事を書きました。下記リンクです。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/156170083.html
今日はヘッドフォンのトップモデルSRH940、イヤフォンのエントリーモデルSE215、DJヘッドフォンSHR550DJの発表会に行ってきました。前回と同様に原宿表参道というロケーションのCafe Studioというとてもオーディオの発表会が行われるとは思えないような場所で発表会は行われました。会場にはいると人数もかなり多く、来ている業界も多様に思えます。

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Shure Japan代表の岩崎さんの軽妙で面白い司会で進行して行きます。
米国Shure代表のコメントはビデオのみです。もともとこの発表会はもっと早く予定されていたのですが震災の影響で延期されていたものです。

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SE215

SE115の後継で同様にダイナミックドライバーを使用しています。ドライバーの径は8mmからさらに6.2mmに小口径化しています。ダイナミックにした理由とてしはモニタースピーカーと同じ鳴りのダイナミック型にして欲しいというスタジオからの要望があったということです。
またSE535と同じケーブルを使った着脱式のケーブルを奢っています。つまりSE535と同様の回転式のプラグを使用していますので、Shure巻きのしやすさも継承しているわけです。
これで価格はSE115より安い9500円程度ということです。これはSE115のセールスが良かったので、戦略的な値段をつけて、たくさんの人に試してほしいということでした。


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SRH940

従来のSRH840の上のクラスになるShureのトップモデルとなるヘッドフォンです。
クローズタイプのモニターですが開放的な音を目指したということです。ポイントとしてはサウンドエンジニア向けですが、オーディオファイルにも聞いてほしいと言うことで、これがフラットでクセがない音だと言われるようなリファレンス的なものを目指しているとのことです。
実際に840に比べても低域特性を抑えていて、かつ20k以上など高い周波数特性はドロップしないようにしているようです。
ケーブルもカールとストレートの二つが入ってるのでぜひ違いを試してください(と、岩崎さんに名指しでふられてしまいました)。

SRH550DJ_Angle_LR.jpg
SRH550DJ

DJタイプとしては750DJの下になります。ポイントとしては安価なDAPで使っても音痩せがしないように、750DJにたいして低域から中域にかけて3-6dBあげていると言うことです。
またDJタイプなので耐入力をあげているのもポイントで3Wまで大丈夫と言うこと。他社でもないだろうとのことですが爆音向きと言えますね。

940も550DJもプロのDJに試作機を12週間預けてチューニングをしたと言うことです。


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左: 百瀬さん、山田さん  右: 小宮山さん、岩井さん

続いてイヤフォントークセッションでライターの山田翔平さん、百瀬みのりさんが登場し、Shure巻きについての大激論が交わされました。

ヘッドフォントークセッションではホフディランの小宮山さんとライターの岩井さんでSRH940についてディスカッションが行われました。印象としてはバランスが良くなっている。特に低域が抑えめなところが他に領域とのバランスが良いと感じさせるとのこと。また小宮山さんからはヘッドフォンっぽさがない、軽くなって装着感も良いとの意見が出されました。


その後実際にデモ機を聴いてみました。SE215はサンプルをもらったので、帰りに電車で聴いてきました。試聴にはFostex HP-P1を使ってます(ALO USBケーブル使用)

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SE215は低域にたっぷりと重みが乗った太い音でSE115の直系を思わせますが低域偏重だった115に比べるとバランスは良くなってるように思います
帰りの電車ではSE215とHP-P1で聞いてきたんですが、来るときに聴いてきたカスタムIEMに比べれば音の精密感などの再現性は比べられませんが、違った意味で楽しく音楽を楽しむことが出来ました。黒フォームチップで聴くと楽器の音も良く、たしかにBA機に比べて文字通りのダイナミックさとか迫力が楽しめます。ケーブルがSE535のものになってるのでその影響もあるでしょう。価格的にはけっこう良いように思いますね。ダイナミックだからエージングによってさらに良くなるでしょう。

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SRH940(ストレートコード)は試聴機を使って、となりのSRH840と比較してみました。
840(カールコード)に比べるとすっきりとした端正な音に聞こえるというのが第一印象です。840に比べると低域の膨らみがなくスリムで明瞭感のある音です。整った音鳴りで、音の形もより正確に聞こえます。細身にも聞こえますが、実際は音の曖昧さが少ないので芯はしっかりしています。ヴォーカルも明瞭さが高いですね。また「オープンのような良さを目指した」という点についてはたしかに840に比べてクラシック・オーケストラもののスケール感が良く再現されると思います。
840に比べて低域のブーミーさがないので高い楽器の音がより明確にわかりやすいと言うのは言えると思います。低域も無いわけではなく、ウッドベースのピチカートはタイトでキレが良いので存在感があります。またパーカッションのスナップも気持ち良くぴしっと決まります。
試しに以前のオーディオベーシックの付録にあったローカットのあるなしがわかるパイプオルガンのテスト曲で比べると、940の方がローカットのあるなしが明確に分かります。ちょっと聞くと強調感がないので物足りないかもしれませんが、超低域での性能はむしろ優れているかもしれません。

最近出たフラッグシップはHD650に対してのHD800とか、SR007に対してのSR009とか、周波数レスポンスの直線性・平坦性については似たような進化の傾向があるのかも、とふと思いました。
posted by ささき at 23:15 | TrackBack(0) | __→ Shure イヤフォン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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