本日待望のフェーズテックHD-7Aの192kHz版が発表されました。USB Class2.0対応で、コントローラはXMOSをフェーズテックでカスタマイズしたものを使用しています。
これ以外の改良としてはアナログ部に電源トランスを追加してデュアルモノ仕様としたことが大きな改良点です。実はこのトランス追加バージョンは96/24版で改造されて某所で実戦?テストされているのをよく聴いてるんですが、かなり効果が高いと思います。これ市販したら良いのにと思ってましたが、192版で出てきたようです。単に192対応しただけではなく、192の品質に見合う様にアナログ部もグレードアップしたというところでしょうか。
ちなみに同時にHD-7AのUSB DDC版も発表されています。これだけ贅沢なアナログ部を持ったUSB DDCはあまりないので、ハイエンドDACを持っている方のPCオーディオ対応などに良いのではないでしょうか。
HD-7A 192(左)とHD-7D 192
さて、USB Class2.0方式の利点はおさらいするとカスタムドライバー方式に対してOSの標準ドライバーで対応できるということです。
そこで、フェーズテックで試してくれました、iPadの192kHz対応を!
それで驚くことになんときちんと再生ができたようです。つまり、、iPadのUSBクラスドライバーはClass2.0対応ということのようです。
ただ要件はやはりバスパワーです。HD-7Aは192でも問題ありませんが、はじめの接続確立の際に100mA以下の要求をして、持続的には20mA以下でないとダメの様です。また、USBのケーブル長に制限ができて、1m以下が望ましいようです。この辺はもしかするとカメラコネクションキットの制限かもしれません。
しかし、iPadで192再生できるっていうと、タブレットの持つオーディオへの可能性はかなり期待できます。ここで前回はなにしろ数百万台も売れてるモノですから、と結びましたが、これ間違いでした。実際は数千万台売れてます。
XPのATOMネットブックPCなんかは96k再生も怪しいように思いますが、もっと非力なARMコアなのにiOSは優秀ですね。
*4/18追記
下記のフェーズテックさんのブログで記事が出ています。
http://www.phase-tech.com/digital/blog/?itemid=59
Music TO GO!
2011年04月11日
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