Music TO GO!

2011年02月28日

CAでのAuraliti PK100のレビュー

Computer AudiophileのレビューとしてAuraliti PK100が取り上げられています。
http://www.computeraudiophile.com/content/Auraliti-PK100-File-Player-Review

PK100は以前も書きましたがLinuxベースでMPD(Music Player Daemon)がプリインストールされた音楽専用パソコンのようなものです。AuralitiではFile Playerと呼んでいます。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/134545851.html
MPDを試して見たいけど、Linuxの設定が難しいと言うひとには向いてますね。システムはSSDで、音楽データは外付けのHDDに入れるのが基本です。
ネット接続はBonjourを使ってるとのこと。SPDIF出力とアナログ出力があり、DACはAKMということですが、これはサウンドカードのJuli@がそのまま入ってるとのこと。Juli@を選んだ理由はLinuxとの相性の良さということだったと思います。
問題はUSBがついてるけどUSB DACは使えないという点です。おそらく前に書いたVoyage MPDみたいなディストリビューションではなくクラスドライバーをサポートしてないんでしょうね。ただしCESではUSB専用モデルを出してたのでそちらは柔軟性が高そうです。
音もこの価格のトランスポートとしては良いということです。興味のある方はこの記事の最後に具体的な使い方が書いてあります。ここではMPoDをクライアントに使っていますが、具体的なMPDシステムの運用例としても面白いのではないかと思います。

それとこれを読んでたら同じくMPDを使うBryston BDP-1が比較に出て来るんですがこっちにも興味を持ってしまいました。これもガワはオーディオですが、中身はMPD+LINUX+静音パソコンです。
http://www.bryston.com/pdfs/09/Bryston_BDP1_LITERATURE.pdf (PDFリンクです)
ドイツのhushのシャーシを使って似たようなものを作っても面白いでしょう。しばらく見てなかったらhushのサイトも様変わりしてますね。

CESではたくさんネットワークオーディオプレーヤーが出てきましたが、この前書いたTIのnSDKで作られるようなそうしたネットワークプレーヤーはARMベースなので、こうした通常プロセッサを使ったMPDベースのシステムのほうが一クラスパワーが上ではあります。
ひとくちにネットワークプレーヤーといってもいろいろな形態があるということですね。
posted by ささき at 22:55 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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