Music TO GO!

2011年02月18日

Bordersの破産と米国のCDと本

米国の書店大手のBordersが破産したというニュースがありました。CDショップのタワレコが倒産し、本屋大手のBordersが倒産するというと、やはり時代の流れを感じますね。ただアメリカでは国が広いので昔から通販の文化が日本よりも一般的で、たとえばペーパーバックなんかも軽くして送料を減らすための工夫です。そうした背景差があるので、日本ではまだCDも本屋もそこまでではないと思います。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1102/17/news020.html

しかしこのニュースは私には米タワレコが倒産したというニュースよりもショックでした。というのは、私がアメリカに住んでたときにいつもCDを買いに行ってたのがこのBordersだったからです。Bordersもずいぶん店舗整理をするようですが、あの私が行ってた店もなくなるのかもしれないと思うとちょっとさびしい気がします。そのうちまたLAに行ったときに寄ってみようと思ってましたから。

日本人が言う「ロス」は実際のLos Angels市よりも大きく周辺の市を含んだもので、東京周辺部くらいの範囲があります。たとえば有名なサンタモニカも別の行政区分のサンタモニカ市です。ディズニーランドも実際は郡も違うオレンジ郡のアナハイム市にあるので、あれをロサンゼルスのディズニーランドというのは、千葉の浦安にあるのに東京ディズニーランドというのと似ています。
私が住んでいたのはLA南部にあるサウスベイという地域のトーランス市ですが、そこにもBordersがありました。LAのタワレコはサンセットブルバードの方に一軒あったのは覚えていますが、遠いのでほとんど行ったことはありません。
Bordersは東部によくあるBarnes & Nobleとよく似たチェーン店で西でよく見かけます(Barnes & Nobleが米最大でBordersは二番手)。アメリカはすごく広いのでほんとに全国どこでもあるチェーン店というとマクドナルドくらいのように思います。Barnes & Nobleとの共通点は本とCDと喫茶店が合体した店舗となっているということです。
トーランス店の場合はドアを開けると本屋ですが、その右手に喫茶店があります。そして書棚の間を少し進んでいくと奥にCDショップがあるという形式です。この「書棚の間を少し進む」というところに気をつける必要があるのが日本とアメリカの大きな違いです。それはアメリカの本屋さんでは棚の間にお客さんが寝転がって本を読んでいたり、床に本を積み上げて気合をいれて座って本を読んでいたりするので、注意してないとぶつかるからです(笑)
喫茶店でもみなコーヒーを飲みながら本を読みふけっていますが、レジを通したものかどうかはわかりません。
CDショップは意外なほどに日本とほとんど変わりありません(というか日本のCDショップがまねしているんでしょうけど)。試聴コーナーも日本のタワレコあたりと同じです。ただ試聴機で聴いてるときのお客さんのノリは日本だと軽く頭を振りながらノッてるくらいですが、むこうでは指をパチパチ鳴らしながら本気でノッてる人もいます。
こういう日米の違いは映画館の話もすると面白いかもしれませんが、実際それを知っているとなぜハリウッド映画がああいう作りなのかということも理解が出来ます。

ほかに音楽に関しての向こうでの思い出話というとFMです。アメリカではなにしろ車に乗る機会が多いので、車ではよくFMを聴きます。私が好きだったFM局はWAVEです。J-WAVEが手本にした放送局です(だからJ-WAVEという名前になっています)。アメリカはFM局が多いので局の個性というか専門性があり、WAVEはスムーズ・ジャズ(ケニーGとかケイコ・マツイ)をメインにしていました。この辺は日本よりもはっきりしています。このスムーズジャズがカリフォルニアの雰囲気にはよくあっていて、他の放送局でもスムーズジャズは多くかけられていたと思います。
アメリカを車で遠く旅して行くと、カリフォルニアではFMからスムーズジャズが多く流れていたものが、いつしかシェラの峰を越えてネバダに来るとまわりは荒野が多くなり、FMの曲はカントリーが多くなっていきます。西部に居る、というのが耳からもよく分かりました。
ちなみによく言う「西部」は実際には南西部(South West)のことですが、この辺は話はまた別の機会に。。
posted by ささき at 00:51 | TrackBack(0) | ○ 日記・雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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