AP1はiPhone、iPadなどiOS用の音楽プレーヤーアプリで、マッキントッシュのアンプのブルーメーター(BLUE EYES)を再現しています。なんとこれはMcIntosh社自身が開発した純正のアプリです。同社としては初のデジタル製品となるとのこと。
音楽ライブラリはiPodアプリと共用するのでiTunes経由で普通にコピーします。(FLAC Playerのように独自のアプリ領域を使うのではありません)
機能的には単純でむずかしいところはありません。またアルバムジャケットの表示機能があります。操作ボタンが煩わしいときは少したつとボタンは消えます。
ユニバーサルアプリなのでiPadにもiPhoneにも使えますが、面白いのはiPhoneで使うときはメーターがひとつ(モノ?)で、iPadのときは画面が広いのでステレオで出るということです。上4つはiPhone、下2つはiPadです。
いじっていると急にイヤフォンからではなくスピーカーから音が出たり、音量が飛んだり、少し動作が怪しいところもありますが、おおむね使い勝手もそう悪くありません。またライブラリの読み込みは立ち上げのときだけらしいので、新たにライブラリを追加したときや動作が怪しくなったらリスタートさせる(iOS4のマルチタスクバーで長押しで停止させる)ことが必要です。立ち上げるときにWARMING UPと出るのも面白いところです。
音も少しではありますがiPodアプリより良いようにも思います。「マッキンらしい」音かどうかはともかく。
これもMcIntoshのデジタル分野への本格参戦というよりは、iOSアプリを使ったブランド宣伝戦略だとは思います。iPad版ではMcIntosh Labへのリンクが表示されます。最近車メーカーが新型車の宣伝にその車種専用のiPhone向けのドライビングゲームなどを作って宣伝用に無料配布したりしていますが、その流れのように思います。iPhoneはなにしろ数千万台ありますので、いろんな応用の仕方があるということでしょう。ただ次もなにかあることをちょっと期待したいところですね。
無料ですのでぜひ使ってみてください。iTunesリンクはこちらです。
http://itunes.apple.com/jp/app/mcintosh-ap1-audio-player/id411263894?mt=8
AP1は機能的には多くはないんですが、イコライザーなどの機能を望む人には、こちらに紹介されているEQuという音楽プレーヤーアプリもあります。
http://www.appbank.net/2011/01/03/iphone-application/205703.php
iPhoneのプレーヤーアプリも意外と増えてきましたね。
Music TO GO!
2011年01月04日
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