GRADO GS-1000の話ばかりになりましたが、今回のHead-Fi全国大会では他にもいろいろと新しい動きがありました。
ヘッドホンアンプに関してはバランスタイプ(R/L別ケーブル)でハイエンドクラスのものがひとつのトレンドです。
http://www4.head-fi.org/forums/showpost.php?p=2079962&postcount=425
たとえばこれは以前からあるSingle PowerのSDS XLRが代表格ですが、それに対抗するようにSR-71のサミュエルズさんがB-52という物量投入型の真空管アンプを登場させています。サミュエルズさんは元の仕事柄で軍用機の名前をアンプに付けていますが(ただしEmma-は娘さんの名前)、いかにももとの名前のB-52爆撃機のように重厚長大なデザインです。
それとSilverDragonなんかのケーブルで有名なMoon AudioのDrewさんも新型のバランス対応のアンプを出しています。
http://www4.head-fi.org/forums/showthread.php?t=159377
HeadampでもGS-Xという新型のバランス対応アンプが出ますし、またRudistarもRP1000というのがあります。
これらはヘッドホンが特別なXLRコネクタを使ったケーブルが必要ですが、それなりの需要があるということでしょうね。
かたやエントリークラスではCORDA Headfiveもちらっと二日目に出てきたようですが、なかなかよかったらしいということで聴いた人によるとやはりAriaに似た音だということでした。
それとShureのE500もコメントではかなり好評ですが、UEのトリプルXはデモがなかったそうです。ただUEの人がE500を試したところトリプルXとはずいぶん違う音といっていたそうですので個性的な意味での差はあるのでしょうね。
またGRADOのストリートスタイルは出ませんでしたが、この5月に米国発売されるゼンハイザーのストリートスタイルは展示されたようです。ドイツではもう販売しているようです。
http://www.sennheiser.com/sennheiser/icm_eng.nsf/root/press_releases_streetwear
PX100とかPX200のドライバーと同等クラス(同じもの?)のものもあるということで音質的にも期待できます。
基本的には海外でストリートタイプというと、こういう風に髪型を乱さないためヘッドバンドがないというところがポイントだと思いますので、GRADOのストリートタイプもこういうOMX50とかOMX52のような耳かけ式ではないかと推測します。
それとGRADO GS-1000のおまけ情報です。唐突に今回の大会でぽんと出てきたようにも思えるGS-1000ですが、下記の写真が昨年末あたりから話題にはなっていたようなのでそれなりには時間をかけて用意していたんでしょうね。Johnの帽子の中身は??
http://www.gradolabs.com/john_withKids2005.jpg
Music TO GO!
2006年04月28日
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GRADOのストリートスタイルが出たら、是非とも聴いてみたいですね。やっぱり木であって欲しいです。(^^