Music TO GO!

2010年11月12日

ポータブルPCオーディオ Sharp T1編

ヘッドフォン祭でDACportのデモにSharp Netwalker T1を使ったんですが、これはどういう風に組むのかという質問がありましたので簡単に書いておきます。

IMG_1476.jpg

以前SharpのNetwalkerを使用したポータブルPCオーディオを紹介しましたが、その後継でタブレット型のNetwalker T1が中古で半額くらいになってましたので、またちょっとポータブルPCオーディオを復活させました。(ちなみにポータブルネットワークプレーヤーの記事はこちら)
Sharp T1(Ubuntu 9.04)上でミュージックプレーヤーはListenを使い、楽曲ファイルはFLACでminiSDに格納します。USBケーブルはこのときはフルテックで、あとはDACportに接続するだけです。DACportはUSB DACとヘッドフォンアンプが内蔵されているので、このままヘッドフォンにつなげばHD800でも十分鳴らせます。
こんなシンプルでコンパクトなシステムから上質な音が出るのに驚く人も多かったようです。

まずT1ですが、タブレット型というのもちっょと気恥ずかしいのですが、タブレット機として定価でiPadなどと比べるものではありませんので、そういう使い方をしたい人は迷わずiPadを買ってください。ただしリウドのBluetoothキーボードをつけると、ワープロ用途には役に立つと思います。リウドのBluetoothキーボードを買うときはJIS版が良いと思います。(iPhone/iPadに使うときはUS版が必要ですので注意ください)

ここではあくまでT1を携帯プレーヤーとしてのみ使います。T1の唯一にして最大のよいところは普通のUbuntuを搭載していることです。ただし全てのUbuntu対応アプリケーションが走るわけではないことに注意が必要です。T1と最新のUbuntuプラットフォームの違いはT1がインテルベースでないということと、OSが9.04であるということです。また9.04も若干シャープ向けにカスタマイズされています。9.04とはUbuntuの場合は2009年04月にリリースしたパッケージという意味です。Ubuntuは年二回リリースされています。

USB DACベースのポータブルPCオーディオプレーヤーとしての使い方ですが、次のような手順です。参考文献として「Netwalkerガイドブック」(P54)を参照していますので、詳しくはそちらもみてください。

1. まず買ったらネットに接続して最新の状態にシステムをアップデートします。
初期状態では無線がオフになっているかもしれないので、無線LANを使うときはメニューからデバイス設定を開けて確認します。

2. アプリケーションの追加と削除から、全ての対応アプリケーションを選択して、検索欄に"Ubuntu ristricted extras"と入れて選択し、ダウンロードします。これはCODEC対応のためです。

3. ミュージックプレーヤーソフトとしてListenおよびExaileをダウンロードします。ためしたところこの二つが満足いくほど実行できるミュージックプレーヤーでした。これと9.04の標準の動画プレーヤー(Totem)の3つがT1ではうまく使えると思います。他はUSB機器を認識しなかったり、立ち上がらなかったりであまりうまく使えません。

4. MicroSDにFLAC形式で楽曲ファイルを格納して適当なフォルダ分けして、T1に挿入します。最新のアップデートをしていれば自動的にマウントされるはずです。楽曲ファイルはプレイリストで管理するためタグがついているのが好ましいです。

5. USB DAC(たとえばDenDACやDACport)をT1に接続します。そしてメニューからオーディオ設定をあけてドライバーとミキサーの組み合わせを選択します。
Ubuntuではいくつかのドライバーとバックエンド(ミキサー)の組み合わせを選択できます。9.04のT1ではわたしはOSSを使いました。(ALSAも動作はするようです)

6 ListenまたはExaileを立ち上げてMicroSDの音楽ライブラリーをインポートする。

Linuxにもたくさんのミュージックプレーヤーソフトがあります。多機能なものから、シンプルで音質に特化したものまでけっこう多彩です。ただしT1では先に書いたようにすべては動作できません。OSSでちょっと試したところではExaileの方が高機能ではありますが、音はListenの方がやや良いように思えます。
ちなみにこちらExaileです。
http://exaile.org/
こちらはListenです。
http://www.listen-project.org/
Ubuntuの場合はパッケージマネージャーでインストールできるのでこれらのホームページはあまりみなくて良いと思います。メニューのアプリケーションの追加と削除からインストールしてください。

このT1とDenDACまたはDACportを組み合わせて、フルテックのUSBケーブルで接続しています。やはりこのUSBケーブルが長いというのがネックではありますね。また、USBポートが上面に移動したことで、取り回しが厄介ではあります。

ちなみにこんなコンパクトシステムだけではなく、本格的なフェーズテックHD-7Aなんかにも使ってみてください。きっと驚くと思うとともに、トランスポートってなに、というところを自問してしまうかもしれません。
posted by ささき at 23:35 | TrackBack(0) | ○ PCオーディオ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック