Music TO GO!

2010年10月21日

Ultrasone edition10 登場!

8月の発表会、オーディオベーシックの新製品レビューといままで何回かデモ機を試しましたが、いよいよ自分のedition10がやってきました! シリアルは80番代でした。

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発表会の様子はこちらの記事をご覧ください。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/158161007.html

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もちろん木製の箱がついていますが、いままで見た中では一番豪華でよくできています。表面仕上げもとても良いです。ゼブラーノのスタンドも箱に入っています。
箱に収められたedition10を実際に手にとってみると、質感の高さはやはりHD800などに比べると圧倒的で、メーカーの主張する本物の質感・材質感というのはしっかりとあり、クラフトマンシップ・作り手のこだわりという最近の工業製品が失ってしまったものがまだ生きていると言うことを感じさせてくれます。

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オーディオベーシックの新製品レビューを書いたときはBCLも使いましたが、いっしょにHeadroomなど慣れてる機材も使って音の傾向はかなりつかんだつもりでした。そのときは製品版ではもっとチューニングがされていますと言われていたので楽しみではあったのですが、今回箱から出したばかりでそれが実感できました。
試作版のときはシャープだけどきついという印象もありましたけど、その辺は緩和されているように思えます。また低域も良いですね、全体的なバランスもよく感じられます。
いまじっくりとまた聴いてみると、シャープさ、音の速さ、切れのよさと言う点は格別ですが、空間表現がとくに立体的な感じが特徴的です。ここはやはり元祖S-Logicです。
ヴォーカルも生き生きとして輝いてますし、高性能でいて音楽的というのもウルトラゾーンらしい美点です。

またedition10の軽さというのはしっかりとした機能として働いている、というのを考えさせてくれます。長い時間つけていても軽さと快適さは確保されています。見えないULEもそうですが、ウルトラゾーンが目指しているところのユーザーへの配慮ですね。
前にウィルバーグ社長と話していてT1のテスラの話題になったとき、社長の口調が変化したのをよく覚えています。なんでも性能を高めようというのではなしに、ヘッドフォンが人に最も近いオーディオであるということを考えさせられます。


うちの機材の中ではあらたなトップにきそうです。やはり良いアンプで聴いてほしいところですね。ヘッドフォンでコンピューターオーディオを極めたい人にもぴったりです。音の細かい抽出は群を抜いています。きっと新たな世界を見つけられるでしょう。
発表会のとき・デモ機のときはedition8に似ているとも思いましたが、いま改めて聴いているとedition10はやはり独自の音の世界があると思えます。この辺はまたバーンインの後が楽しみです。
posted by ささき at 22:28 | TrackBack(0) | __→ Edition 8, 10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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