いよいよiPhone、iPadのiOS機にもiPodアプリ以外の本格的なミュージックプレーヤーが登場しました。FLAC Playerです。
iTunesリンクはこちらです。有料で1200円です。iPadとiPhone両用アプリです。http://itunes.apple.com/jp/app/flac-player/id390532592?mt=8
FLAC Playerは名の通りにFLACをiOS機で再生することができます。これだけでもかなり画期的です。以前VLCがiPadにポートされると言うときに、FLAC再生ができることを期待したんですが、VLCはミュージックプレーヤーとはいえないものでした。FLAC Playerはかなり本格的で操作も良好です。
FLACファイルはiTunesでAppタブからファイル共有で行います。ファイルの追加でPC/Mac内のファイルを選択します。画面はiPadとWindows7のiTunesです。
FLACはEACでリッピングしたものです。
こちらはiPhone4の画面です。きちんと日本語のタグ名も表示されますね。アルバムアートにも対応していて、アルバムタイトルのタグ名と同じ名前のJpgファイルを同時にファイル共有で転送します。
こちらはiPadの画面です。iPhone互換ではなく、きちんと全画面のiPad用の画面表示となります。
実際にSE535やJH16で再生してみるとiPodアプリでiTunesでリッピングしたAppleロスレスを再生するより、同じ曲で比べると劇的な差ではなくとも少しクリアで明瞭感があります。iPadでもiPhoneでも同じです。チェロの鳴りの細かさなんかはよりよく感じます。
なお96/24のFLACも再生はできますが、出力は48/16までとなるようです。
またバックグランドでも再生できますが、これはiOS4.0が必要です。アルバム内の楽曲のソートはリスト画面でアルバムタイトルをクリックすると行えます。また再生中に任意の位置をマークしておけるブックマーク機能などもあります。
iOS4.2ではiPadのUSBオーディオ対応の強化も期待されています。iOSのオーディオ応用も来年あたりはまた本格化できるかもしれません。なにしろ数百万台の規模で出ているものですから、その展開はちょっと楽しみではあります。
Music TO GO!
2010年10月18日
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