いよいよ待望のWavelengthのUSB DDCであるWaveLink HSが登場しました。$900です。
http://www.usbdacs.com/Products/Products.html
昨年のロッキーマウンテンオーディオフェスタに出展されていたものです。もちろんAsync USBでBNCコネクタを採用しています。そしてやはり192/24をサポートしています。TAS1020かはわかりませんが、Thesyconというところと協業したということです。
興味深いことにここにはMac OSX 10.6.4が出るまでは出せなかったと書いています。それはUSB Class 2.0サポートの対応です。10.6.4まではUSB Class 2.0が使えなかったということです。
前回Antelope Zodiac+のところで、USB標準ドライバーの96/24超えについてHigh Speed対応とUSB Class 2.0をごっちゃに書いてしまったのかもしれませんが、この両者は異なるのかもしれません。
Computer Audiophileでゴードンさんがそれを語っています。
http://www.computeraudiophile.com/content/2496-Above
これは前からゴードンさんは言ってたんですが、WindowsではClass 2.0サポートはされていないそうです。
わたしがZodiac+でやってみてなんのドライバーも入れずに192/24までいけたことで、はじめに疑問に思ったところも実はここで、「たしかゴードンの話だとWindowsは標準ドライバーでは192/24はいけないはずでは?」というところでした。Zodiac+はまた別の何かを使用しているのかもしれません。Zodiacはなにしろ同軸入力よりUSBのほうが音がいいくらいUSBに力入れてますからね。
ただこのスレッド、Class2.0がなにかというより半分以上は96/24以上が必要かというところで燃え上がっちゃってはいます。
それとさきのスレッドに書いてありますが、Ayreも192/24対応をするようです。ここもひとつポイントです。製品版として出荷される192/24対応のQB-9はUSB1.0と2.0の切り替えスイッチがつくようです。
交換はUSBボードとFPGAも手を加えるように言ってますね。USBボードはともかく、FPGAを変えるというところがキーのようにも思えます。単に192/176対応かもしれませんが、もしかするとなんらかのデコードのカスタマイズが必要なのではないでしょうか?
やはりClass 2.0はHigh Speed対応ではなく、従来のFull Speed対応のデバイス側のコントローラでなにかできる枠組みのようにも思えます。それに対してZodiacはHigh Speed対応できるようなデバイス側のコントローラを独自開発したのかも。
また最新のLinuxのALSAドライバーはClass 2.0に対応しているという情報もあります(これはゴードンさんは否定しています)。
http://www.computeraudiophile.com/content/Ayre-QB-9-w-USB-Audio-v20-here-w-Linux
USB標準ドライバーの192対応についてはなかなか深みがありそうです。この辺はしばらく要チェックです。
Music TO GO!
2010年07月26日
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