水曜日にオーディオベーシック誌の最新号Vol55が発売されます。私は今回はバランスヘッドホンの記事を書きました。「バランスヘッドフォンという楽しみ方」(P236)です。書いてた時期がヘッドホン祭のときに重なったのでちょっと大変でしたが、なんとか書き上げました。
特集ではバランスヘッドホンについての基本的な解説とともに、国産のバランス駆動アンプ(バランスヘッドホン対応アンプ)を4つクロスレビューしています。インターシティMBA-1プラチナム、McAudi M81、BLO-0299、CEC HD53です。ヘッドホンはウルトラゾーン Pro900のバランス版です。
始める前はレビューを4つ書き分けられなかったどうしよう、とか思っていたんですがいざ比較試聴をしてみると、それはまったくの杞憂でした。みな際立った個性があり、これとこれはほとんどおんなじじゃないか、というのはなかったですね。ヘッドホンというのは個性を楽しむという側面もありますけど、ヘッドホンアンプもまた個性的でした。
また、記事では4つですけど、実は後もうひとつ、自分の使っているHeadroom Desktop Balancedとも同条件で比較しました。ですので実際は5製品の比較をしました。これは記事にしませんけど面白いものでした。いくつかは負けたかなと思うようなのもあったし、これに買い換えようかと思えるのもありました。わたしがGS-Xで始めたあたりはバランスアンプは海外品しかもちろん選択肢はなかったんですけど、国産もレベルが高くなったと思いました。
DACも手持ちのDL3ではなく新しいものを貸し出してもらいました。やはりヘーゲルHD10 は自分自身は強い主張をせずに、しっかりと性能のかさ上げをする見えない力になっているという感じです。ある意味DACらしいDACといえましょうか。
それと今回はタイムロードさんの好意でCHORD Indigoも貸してもらいました。IndigoはほぼQBD76相当なので、HD10とは別に現在最高レベルだとどの程度の音かと知りたかったのです。またIndigoはプリアンプ一体型でヘッドホンアンプとしても使えます。ちょっと贅沢にヘッドホンアンプとして聴いてみても、インディゴは素晴らしかったですね。ほんとにこれだけ高価なのに、まじめに悩ませてくれるという魅力があります。
また記事中でHeadFiとHDTracks制作のOpen Your Earsも紹介しました。
それとPCオーディオ展とヘッドホン祭のレポートも書いていますのであわせてご覧ください。(P242)
Music TO GO!
2010年06月08日
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