今日は評論家の角田さんからちょっと良い小型スピーカーを見つけたという話を聞いてまたお邪魔をしてきました。
これはフォーカルのChorus 806Vで、下記写真の大きなスカーラの手前にあるブックシェルフです。
価格はペアで12万6千とまさにエントリー価格ですが、なかなかキャビネットの作りもしっかりしていて、そんなに安いとは見えませんでした。こちらにロッキーさんのホームページがあります。
http://www.rocky-international.co.jp/brand/focal/chorus_800v_series/chorus806v/index.html
下はサランネットを外した状態です。ツィーターにもカバーが付きます。得意の逆ドームツィーターですが、これは歪みを減らすフォーカル独自の工夫が生きているとのことです。デザインは他の製品同様にピノ&ルポルシェというデザイン工房で行われ、生産も中国に出すのではなく8割くらいはフランス国内で行われるというこだわりがあるそうです。
今回はPCオーディオではなく、CHORDのCODAとQBD76で聴いてみました。
透明で済んだ音にちょっと価格ならぬ質感を感じます。ヒラリーハーンのヴァイオリンも澄んだ音で印象的、またヘルゲリエントリオのごりっとしたベースラインも小型ながら迫力ある再生をします。
ジャズヴォーカルでは楽器と声の分離が明瞭で、歌詞もはっきりと聴き取れます。角田さんも小さくてもきちんとフォーカルの音がするとのコメントでした。
この前のNorthstarともあいそうです。
前にフォーカルの30周年記念モデルをショウで聴いたことがありましたが、あれもなかなか値段の割には高性能だったように思いました。
フォーカルというとハイエンド的なイメージもありますが、なかなかコストパフォーマンスの高いメーカーでもあると認識を新たにしました。
Music TO GO!
2010年05月29日
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