毎年のようにリマスター出してるクリムゾンに比べると意外なような気もしますが、クラフトワークのはじめてのリマスター再発です。
リマスタリングも自然で少し前のようにやたらエッジをきつくしていたのとは違います。自然な音質でいて、ある意味いまこれが新曲として出てきたとしてもかえって新鮮かもしれません。ジャケットをリニューアルさせたのはもしかするとそういう狙いもあるのかも(中ジャケットはオリジナルです)。
実際にPerfumeみたいな音もうけていますしね。Perfumeでは中心になってるヴォコーダーを使い始めたのもクラフトワークあたりだと思います。
ただテクノポップという言葉はわたしも知らなかったんですが、日本だけの言葉のようです。これはやはりYMOの影響が大きいと思います。
クラフトワークは機械文明のアンチテーゼというようなトーンもあってあって、暗めでミニマル風の無機的な繰り返しも多いのですが、YMOはライディーンなどはじめから明るいトーンだったのでポップという言葉がすんなりうけいれられたのでしょうね。
CMにも使われてヒットしたヨーロッパ特急収録の「ショウルームダミー」なんかはいま聞いてもかっこいいと思いますね。こちらです。
温故知新という点でまた聴いてみてはいかかでしょうか?
Music TO GO!
2009年12月29日
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