Music TO GO!

2009年12月25日

M2Tech hiFaceとPCオーディオ

hiface3.jpg

この前の記事で書いたhiFaceが国内発売開始をするということです。価格もこれならば国際送料を考えれば納得できることでしょう。
早いところは明日から販売を開始できるようです。

ニュース記事はこちらです。
http://www.phileweb.com/news/d-av/200912/24/24975.html
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20091224_339266.html

Zionoteのページはこちらです。
http://blog.zionote.com/?eid=1313281

広告にはわたしの写真も使われていますが、これはM2TechにもZionoteにも使用許可をしています。


hiFaceはコンパクトなので、ユーザーによっていろいろな応用ができると思います。
わたしの考えたhiFaceの応用例をひとつ挙げておきます。
タッチパネルのUMPCとhiFaceを組み合わせています。

hiface5.jpg

hiFaceとUMPC(ウルトラモバイルPC)を組み合わせてこんなコンパクトなPCトランスポートを作ることができます。しかも192kHz/24bit対応です。
PCとhiFaceを含めて10万以下で組め、電源コード不要で過般できます。またアップサンプリングにも対応し、タッチパネルにより専用機のような操作ができます。Wifi機能も活用すれば可能性はさらに広がります。WiMAXを内蔵していれば自由度はさらに高まります。
これについてはまた別に記事を書きますが、この柔軟性が真のPCオーディオの力ですね。
ただし、だれにでも買えるもので組んでいますが、初めての人にはなかなか迷うところかもしれません。PCオーディオの時代には箱売りから考えを変えて、システム提案的な売り方がより重要なポイントとして求められていくと思います。

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hiFaceを購入予定の方はあらかじめM2Techのホームページからドライバーをダウンロードしておくと買ってすぐに設置できるでしょう。
hiFaceが真価を見せるのはカーネルストリーミングモードなので、それに対応したプレーヤーを用意しておくと良いでしょう。代表的なのはさきに書いたfoobar 2000です。M2Techもfoobarでのカーネルストリーミング使用を念頭に開発しているようなので、一番安心できると思います。

Foobar 2000でhiFaceをカーネルストリーミングモードで使うための簡易設定手順を書いておきます。

0. hiFaceをインストールしてください。最新のドライバーはここにあります。ケーブルをDACとつないでください。
http://www.m2tech.biz/download.html

1. こちらからfoobar 2000の最新版をダウンロードします。
Download foobar2000 v0.9.6.9というところです。
http://www.foobar2000.org/download
1.0はベータ版だけなので0.9.6.9というバージョンをダウンロードします。
解凍したらインストールしてください。選択肢はすべて標準でよいと思います。

2. こちらからカーネルストリーミング対応のコンポーネントをダウンロードします。LinksのDownloadです。
http://www.foobar2000.org/components/view/foo_out_ks

3. オプションで次のコンポーネントもお勧めします。
アップサンプラー: Secret Rabit Codeはこちらから。
http://www.mega-nerd.com/SRC/fb2k.html
アップサンプラー: SoXはこちらから。
http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=67373

Apple Losslessサポートはこちらから。
http://www.foobar2000.org/components/view/foo_input_alac

4. 上記2と3でダウンロードしたコンポーネントを解凍して、インストールしたディレクトリの下のComponentというフォルダに入れます。

5. foobar 2000を立ち上げます。(iTunes、Windows Media Player等は終了させてください)

6. Layout->Quick SetupでSimple Playlistを選び、デフォルトのプレイリストを選択しておいてそこにFileからAdd Folderで楽曲ライブラリを指定してください。これで楽曲ファイルが読み込まれます。
あとで操作に慣れたらlibraly->configureからライブラリを指定して、画面をAlbum List形式に変えることをお勧めします。こうするとライブラリの変更を自動で反映します。

7. File->Preference->outputを選択して、出力先選択リストから"KS:HIFACE kernel streaming"を指定してください。これでhiFaceがカーネルストリーミングモードで動作します。また出力形式を24bitに変えてください。

hiface1.gif

8. 3でアップサンプラーをインストールしていたら、DSPというところを選択してください。右のリストから矢印で左に使用するアップサンプラー(resampler)を移動させてください。(どれかひとつにしてください)
そのリサンプラーを選択してConfigureをクリックして、サンプリング周波数を指定してください。

9 プレイリストから楽曲を指定して再生してください。

*こちらのfoobar 2000の記事も参照してください。
http://vaiopocket.seesaa.net/article/136144401.html
posted by ささき at 22:06 | TrackBack(0) | __→ USB DDC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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