このエスプレッシーボ2はピアニスト松本あすかさんの二作目です。一作目はこちらに記事を書いてます。
松本あすかさんは基本的にはクラシックのピアニストですが、アーティストとしてはピアニストというよりは作曲・アレンジャー的な側面に重きを置いています。曲はクラシックのものですがピアニストの音楽解釈というよりもほとんど別の曲になっているのでクラシックのカバー曲というべきでしょうね。
完全なジャズかボッサみたいになってるのもあるし、ほぼクラシックそのままというのもあります。いずれにせよ、良さは分かりやすく聴きやすい音楽になってると思います。CD製作のテーマは「みなが楽しめること」ということなのでそれは達成されていると思います。
また本来は練習曲のエチュード曲集をちょっとした聞き入ってしまう作品に変えてしまう遊び心なんかも楽しいところです。またここは前作でも言及していたカプースチンの影響もあると思います。カプースチンの曲自体も取り上げています。
またアレンジなしでクラシックそのままというのもいくつか入っていますが、リストはなかなかの聴きものでピアニストとしての地力を感じます。
力強くダイナミックなピアノソロが好きなひとにお勧めです。試聴はAmazonのページからどうぞ。
Music TO GO!
2009年12月15日
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