金曜の夜はいろいろ試聴会があるんですが、今日はDynaudioの主催する試聴会に行ってきました。ハイエンドショウのように国内のユニークなガレージメーカーが中心で、この前の吉田苑さんのオフ会と似た関係の人達が集まるのもあってか、とてもアットホームな感じです。
http://www.phileweb.com/news/audio/200602/14/6299.html
個人的に気に入ったのはまずMIRADの小型トランジスターアンプSRA-12Aです。音はレンジは広くないながらも音楽的にとても優れていて音色も良く、ちょっと真空管的なキャラクターのトランジスターアンプです。出力はわずか5Wと控えめですが、音の良さを優先するとそうなってしまったということです。いまでは入手困難なパワーICを使っていて値段は18万ということです。
同時に試作品ということで真空管パラシングルのSRA-A100というのも出品していました。こちらはシングルらしい音でしたが、個人的には高域がすこしきつめに感じました。その分で弦は独特のものがありますが..
スピーカーはDynaudioのFocus220と組でしたが、SRA-12Aとはかなり良い組み合わせでした、音が豊かに広がり音色も良いです。このスピーカーもお勧めだと思います。
47研究所は他の試聴記で書いてるので譲りますが、「スピード感」とはなにかと問うときはこのシステムを聴くと分かりやすいと思います。スピード感というとGoldmundが代名詞ですが、47研もスピードに命を懸けてます。
コニシスはメインはプロ機材メーカーのようですが、マークレビンソンのあの歴史的名機LNP2のアンプ交換モジュールも作るようになってハイエンド機材を作るようになったとのこと。今日はその技術を生かして作ったプリアンプCL-1(約100万)とその同じモジュールを差したLNP2の興味ある聴き比べも行いました。CL-1はその空間表現がやはりすばらしいもので、さすがハイエンドのプリという感じです。
わたしはLNP2の音って初めて聴きましたが、やはり最新のものとくらべるとビンテージという感じでCDをかけてもなぜかアナログのように聞こえます。まあそこが良いんだと思いますが、PSE規制でこうした文化遺産的な名アンプも入手しにくくなるというのは残念なことです。
パストラルシンフォニーさんはわたしはガレージ系のスピーカーメーカーでは一番良いと思いますが、オーナー自ら演奏もするので音作りに独特のものがあるのかもしれません。
今日は今年できたばかりと言うユニークな新製品CZ302ESを持ってきていました。
こちらに記事があります。
http://www.phileweb.com/news/audio/200602/17/6317.html
一見すると2wayのように見えますが、実はフルレンジ+スーパーツィーターと言う構成です。そのためクロスオーバーははいってないそうです。
スーパーツィーターは村田製作所のものそのものです。共同開発のようですね。
音はフルレンジの良さである独特の空間の広がり感とスーパーツィーターの音を明確にする作用があいまってかとても新鮮でかつすばらしいものです。村田も独自に昨年のショウの時にこうしたコンセプトのスピーカーを出品してましたが、こちらはずっと完成度が高いように思えますし、フルレンジ+スーパーツィーターというコンセプトの良さが生かされているように思えました。ただペア35万とそれなりの値段となりますが、村田のスーパーツイーターだけでも高いので仕方ないかも知れません。またエンクロージャーの木材選びもかなりこったもののようです。
興味ある方は来週いっぱい秋葉のレフィーネ&アネーロでもデモをするとのことなので問い合わせて見てください。
今夜はドリンクサービスもありなかなか楽しく聴くことが出来ました(^.^
Music TO GO!
2006年02月17日
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巷に広がる高周波
Excerpt: 先ごろKENWOODはアンプ&スピーカーを発表しました。 http://www.kenwood.co.jp/j/products/home_audio/personal/ka_s10_ls_s10/..
Weblog: soundrabbitの無駄話
Tracked: 2006-03-22 20:05
次のターゲットとしてスーパーツィーターが欲しくなってきた..