Music TO GO!

2009年08月29日

ヘッドホンラボ、レポート

本日ヘッドホンラボに参加してきました。
皆さんお疲れ様でした。

今日のサプライズゲストとして話題の20万円イヤホンのファイナルオーディオのイヤホンが午前だけ参加してくれました。すべてのタイプを持ってきていたと思いますが、なにぶん時間がないのでわたしは一番高い20万円のクローム製のものだけiMod+SR71Aで聴きました。

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たしかに音は悪くないです。BA的な細かさはありませんが、音の再現がしっかりとしていて自然でリアルです。これは単純なことですが、簡単なことではありません。また音場の広がりもよく、低域もきちんと出ています。基本性能はきちんとある様に思います。
ただ装着と使用は問題外ですね。カスタムIEMのほうがトータルではずっと良いです。家で使うものとされていますが、そもそもクローズで能率も低くないで外で使えない理由が分かりません。またクロームしか聴かなかったけど、クロームでないと成立しない音ではないと思います。ドライバーは良いからちゃんと使える筐体で、それなりの価格でまた考えてほしいですね。

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さてショウですが、組み合わせを変えながらKrel、Wadia、Ayre、Chordなどのソース機材とIntercityやM81、P-1uなどのアンプといろいろと試して聴きました。

明瞭さと鋭さが出ていて性能のよさが分かりやすく、メリハリ感があり元気良く鳴らしてたのはKrel Evo505とM81(新型)で、M81はたしかに電源強化したよさは出ているかもしれません。

またChordのQBD76とIntercityもなかなかハイエンドっぽい音の精緻さと正確さがうまくバランスが取れていたように思います。

P-1uも並べてみるとオーディオメーカーらしいいぶし銀のようなよさがあり、HD800のニュートラルさにはあっているように思えますね。

ただ一般にみな音がソース機材に引きずられているか、ソースの良さを生かしきれていないところも感じられて、こうしてスピーカーオーディオで鍛えられたハイエンド機材と発展途上のヘッドホン機材をくっつけるとアンプがソース機材に負けていてHD800を鳴らしきれていないようにも思いました。ゲインが足りないアンプもいくつかありました。HeadroomではHD800でもそうは感じませんからね。

といいつつ、うちのブースではHeadroomのアンプと電源の接続ケーブルを忘れるという凡ミスのために急遽DAC1を使ったのでちょっと残念でした。

うちのブースではHD800のPiccolinoでHD800がどう向上するかとか、HF-2でフラットパッドのありなしでグラドらしさがどう変わるかとか、楽しんでもらいました。また、先に書いたAudezeはわりと好評で、会場からさっそく注文の問い合わせをする人もいたくらいです。
またninaさんにはiPhoneの魅力をエンジョイしてもらえたことと思います(^^

それと今回またインタビューを受けました。業界誌と言うことで一般の目にはつかないかもしれませんが、インタビューされるのはこれで三回目になります(以前はオーディオベーシックと宝島モノマックス)。これもヘッドホン文化がかなり注目されているということでしょうね。

秋はまた趣向を変えてまた楽しみたいものですね。
またよろしくお願いします。
この記事へのコメント
昨日はお疲れさまでした。
Audezeを誌聴させていただき、ありがとうございました。現代の素材を使用しているので、かつての動電平面駆動型よりは能率がいいものを予想していましたが以外でした。しかし透明感は以前のこのタイプより上と感じました。
Posted by SHIDA at 2009年08月30日 13:15
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