CanJamのレポートを読んでいて、HD800とかHF-2以外でよく目に留まるのがJerry Hervey氏のカスタムIEM、JH-13です。
JH13はUltimate Earsを設立したJerry HerveyがUEを離れた後に立ち上げた会社であるJH Audioの新作フラッグシップのカスタムイヤホンです。JH AudioはカスタムIEMや航空機用ヘッドセットを作っているようです。
http://www.jhaudio.com/promusic/
こちらにjudeさんのポストがあります。
http://www.head-fi.org/forums/f103/jerry-harvey-back-421327/
その最新モデルにしてフラッグシップであるJH-13はなんと6ドライバーで3Wayの高・中・低とそれぞれ二つずつのバランスド・アーマチュアドライバーを使用していて$1099ということです。ドライバーに関してはProprietaryとあるので既製品ではないか、なんらかの特注品なのでしょうね。業界には関係深いひとなのでこれはありそうです。
インピーダンスも28Ω程度あるので低すぎず良いかもしれません。JH-11でUE-11相当の4ドライバー、JH10x3でES3/ES3X相当の3ドライバーと(名前からも)なかなかライバルを意識しているようにも見えます。
CanJamでは他のモデルとともにユニバーサル化したデモ機を持ってきたようです。意見はたいがい好印象のようですが、一方できつすぎるという意見もあります。どうやらユニバーサルのデモ機は高域が強すぎるようですが、まあカスタムですから本当のところは作ってみないとわかりません。
わたしは昨年のFreQとLiveWiresの件で、UEとかWestoneのような大手以外にはもう手を出したくないんですが、JHは業界のベテランがやっているということでいいかもしれません。6ドライバーという気合の入りようからもうかがえますが、UEの創設者が最高のカスタムを目指して作った、と言う点でロジテックに買収されたいまのUEよりも理想に燃えているかもしれません。
ちょっと気になるカスタムです。
Music TO GO!
2009年06月02日
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